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夢の中のお話 7話目
これからのお話はこのレスをクリック。

今までのお話はリンクをクリック。
6話目 モンスターパーティ!!
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5話目 極寒の島グラキエース
pawoo.net/web/statuses/1007729
4話目 ある冒険者ギルドの一日
pawoo.net/web/statuses/1002827
3話目 過去は未来が作るモノ
pawoo.net/web/statuses/4549306
2話目 休み前の大冒険
pawoo.net/web/statuses/2993403
1話目 不釣り合いな盗賊団
pawoo.net/web/statuses/7313077

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カクヨムとなろうにこれまでのまとめ投稿しています。
カクヨム
kakuyomu.jp/users/vernys
なろう
mypage.syosetu.com/1518917/

ゆっくりと増やしていく予定です。

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うちの子紹介 

レイナ
22歳で冒険者歴10年という、筋金入りの冒険者。
17歳の時に、両親を中心とする黒きモノ討伐隊に参加、そこで戦果を挙げたため、英雄と呼ばれるようになる。
本人としては、その程度の戦果で英雄と呼ばれるのには抵抗があったが、その時に倒した黒きモノの内、7%をレイナが仕留めている以上立派な英雄である。
なお、その時に最大の戦果を挙げたのは14%でレイナの父親である。

最大の特徴として、髪の色と瞳の色が約1か月周期で赤→黒→赤と変わる。
先行して瞳の色が変わるため、髪と瞳の色が違う事がよくある。
髪が赤い時は魔力減衰期で、魔法力が極端に下がる。
髪が黒い時は魔力充足期で、この時には自分で魔法を作って発動させる事が出来る。

体格は普通の女性と同じぐらいで、きれいな服を着ればきれいに見えるし、化粧もそれなりに出来る。
でも、きれいな服よりも機能性の高い服を好む上、自分で選んだ服のセンスが残念なため、大体いつも同じような服を着ている。
ただし、黒い防風マントは常にカバンの中に入っている。思い出の品。

ちょっと続く・・・

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うちの子旅館 再掲 

こちらは、うちの子旅館です。
どなたでも、誰とでも、何人でもご利用になれます。
どのような御部屋もご用意できております。
どのような御食事もご用意いたします。

料金は、お支払いいただける額で結構です。
お支払いは、どの世界のどんな通貨でもご利用いただけます。

当旅館で起こった事は、お客様ご自身のお話には何ら影響を与えません。
当旅館の敷地内から表に出た時点で、ここでの記憶は封印されます。
再度足をお運び頂いた場合は、その記憶の封印は解かれます。

ここで、いくら怪我をしても、たとえ死んだとしても、即時回復します。
ただし、力比べなどのオプションを付けていただければ、回復のタイミングを即時から致命傷を負うまで等に変更出来ます。

その他、話に困っても都合のいい展開が起こり、話がまとまりますので、お気軽にお越しください。

それでは、皆様のお越しをお待ちしております。

こんな、夢のような遊び場があったら、皆色々書けるかな?
夢落ちでも、通常と違う性格でも、他のうちの子でもなんでもござれ。だってうちの子旅館だしで終われる強み。
何か好評だから残すために再掲。

夢の中のお話 12月6日

「それでも、ちゃんとそう言った職業でもちゃんとクランがあるのが世の中って感じよね。」
精霊文字が読める職業は、スピリッツと呼ばれる者達だが、冒険者ギルドの伝手を当たって、スピリッツクランを紹介してもらった。
「でも、エルフ以外に精霊を連れてる子が来るとは思わなかったわね。それに、アクアンが緊張してるところなんて初めて見たわ。」
「仕方ないじゃない、ウンディーネを連れてるなんて思わなかったもの。」
大きくため息をつきながら、アクアンはカウンターに近づき、その中からの眺めを確かめる。
「見た感じ、まだ冒険者になって数年って言う新米なのに、ウンディーネの指輪を持ってるなんて、驚くじゃない。」
「それもそうだけどね。」
そう言いながら、シィルもカウンターの中に入る。今まで見ていた景色とは明らかに違う光景を前に、シィルから笑みがこぼれる。
「でも、そのおかげでこうしてお店が出来るんだもの。感謝しなくちゃね。」
「そうね。」

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夢の中のお話 12月5日

「そうね、ギルドに提出する書類とか、色々大変だったものね。」
「皆にはお世話になったわ。まさか、申請にあんなに時間がかかるなんてね。」
アクアンの店を出すのに、商人ギルドと鍛冶ギルドの両者に申請書類を出す必要があったのだが、アクアンは店から出ることが出来ない。
よって、職員に出向いてもらったわけだが、そこで問題が発生した。アクアンは長くホスピタルに居るために文字は読めるが、書くことが出来なかった。
厳密には、人間の使う文字は読めるが、人間の文字を書くことは出来なかった。
そこで、アクアンは仕方なく自分の書ける精霊文字で書いていたのだが、今度はそれを読める人間が居ないことが大きな問題となってしまったのだ。
「確認できる人材って、少ないのね。」
「限られた職業の人しか、読むことはできないからね。しかも不人気職で人数も少ないのよね。」
シィルが大変だった記憶を思い出しながらしみじみとつぶやく。

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夢の中のお話 12月4日

その後、この精霊は風の魔力を秘めていて、緑色の魔法石の粉末を軸の補修材に混ぜ込むことで魔力の補充を行った。
「これで、修理は完了なんですか?」
額の汗を拭きとりながら、エルーラがクラウィスに尋ねる。
「ああ、後は魔力が馴染むのを待って完了だ。」
エルーラの持つ槍を。クラウィスが受け取り、工房内の壁に立てかける。
「これが精霊武具の修理の一連の作業だ。今回は生物状でまだわかりやすかったが、そうじゃないときはまたその時に説明しよう。」
「はい!お願いします!」
笑顔のエルーラが元気よく答える。
こうして、2人の鍛冶作業が数か月続いた。その間、アクアンのお店準備も着々と進み、無事に開店当日を迎えた。

ホスピタルに入って、まず目につくのは、目の前の大きいカウンター、そこには二つの受付を備えている。
その様子を眺めているアクアンとシィル。
「ようやく、この日が来たのね。」
しみじみとつぶやくアクアン。

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夢の中のお話 12月3日

「軸の抉れと、魔力補充の補充ですよね?」
「ああ。そうだな。魔力補充はこれを使ってくれ。」
そう言ってクラウィスが瓶に入った色付きの砂を机の上に並べた。
「これは、魔法石の粉?」
「そうだ。適したこいつに適した魔法石を投与してやれば魔力は回復する。もちろん、どの魔法石を使えばいいかは判るな?」
エルーラを見据えるクラウィスに、エルーラが少し悲しそうな顔を見せる。
「この子の魔力・・・ですか?」
「間違えた魔力を補充するなよ。調子悪くなるからな。」
槍を持つ手に力が入るエルーラ。
「そ、そうなんですか?」
「あぁ、精霊は魔力の塊みたいなものだからな。人間のように魔力の循環が苦手なんだ。」
意を決して、エルーラがクラウィスに話しかける。
「あの・・・魔力の見分け方も教えてもらえますか。」
「わかった。」
笑顔で頷いたクラウィスは、エルーラにこの精霊の魔力の見分け方を説明する。
基本的には、人と同じ見分け方だったおかげで、エルーラにもすぐに理解できた。

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夢の中のお話 12月2日

「そうだな。本来なら、そうなる前に、魔力の補充やメンテナンスをするんだ。」
クラウィスがそう言ってイタチの乗った槍に手を伸ばす。
「細かい修理箇所は俺が直そう。大きいところを直してもらおうか。」
クラウィスがそう言いながら槍を手に小さな傷を手早く修理する。
その結果は、イタチの姿にすぐ反映される。
「あの場所が髭の傷だったのね。直ぐに修理の結果がわかるなんて。」
イタチの顔を見つめるエルーラに、イタチはエルーラの目をじっと見つめていた。
心が通じ合ったと思ったエルーラが、ゆっくりと手を差し伸べると、イタチはその手をガブッと噛みついた。
その意外な行動に、エルーラは思わずキャッと声を上げる。
「ああ、お前もやられたか。もう少しでなつくから頑張れよ。」
クラウィスの答えに、エルーラは少し心が折れそうになる。
「これで、もう少しなのね。」
大きくため息をついて、心を落ち着かせるエルーラ。
「さて、後は任せようか。」
「は、はい。」
クラウィスから槍を受け取り、じっくりと眺める。

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夢の中のお話 12月1日

イタチの頭をゆっくり撫でて、その首を少し持ち上げる。
そして、クラウィスが鼻の付近から両側に伸びる三本の髭を指さす。
「髭?!流石にそれは・・・。」
「それでも、この武器の性能が落ちることに違いはないな。」
「髭でどれだけの性能が落ちるんです?」
腕を組んで、少し首をひねるクラウィス。そして、その考えを告げる。
「この槍を装備すると、自身の感覚が研ぎ澄まされる効果があるんだが、それが使えなくなるな。」
「戦闘だと、致命的ですね。」
「まあ、これを初心者が使うのであれば、重要だろうな。」
クラウィスの答えに、エルーラはハッとする。
「あ、そうね。これは精霊武器だから、使用者は熟練者ですね。」
精霊武器になるほど使い込まれているという事は、少なくとも初心者ではない。
エルーラの疑問が解けたところで、クラウィスは残りの異常な点を伝える。
「後は瞳が少し濁っている。魔力の減少が見られるな。」
「あれ?精霊武具の魔力切れって相当危ないのでは?」

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夢の中のお話 11月30日

「ささくれと、大きなへこみがあるな。少し触ってみろ。」
クラウィスがイタチの頭をゆっくりやさしく撫でて、イタチの意識をクラウィスに向ける。その隙に、恐る恐るエルーラが手を伸ばし、その傷口に触れる。
「あ・・・こんなに。」
その傷に、エルーラが少しショックを受けているようだ。
「使っていれば、このくらいの傷はつくものだ。軽傷だよ。」
今度は本体である槍の方を指さす。そこには、そこで敵の攻撃を受けたのであろう抉れた痕が残っていた。
そして、クラウィスは他の部分の異常も見つけていた。しかし、それには触れずにエルーラに問いかける。
「他に、この子を見て気付いたことはあるか?」
「え?他にですか?」
そこまで触れていないところを見るに、恐らく外見から判るのだろう。しかし、エルーラにはイタチの異常を見つけることが出来ない。
「えっと・・・わかりません。異常はあるんですか?」
「ああ、まずはこの髭だな。片側の一部が少し短い。それに、切れている形跡があるな。」

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夢の中のお話 11月29日

そう言いながら、クラウィスが頭上のイタチにゆっくりと手を差し伸べる。
少しの間その手を警戒していたが、イタチはその手にちょこんと乗っかる。
その感触を確かめた後、クラウィスはゆっくりと槍の側にその手を寄せた。
「この子は、臆病なんだが、しなやかな動きと鋭い爪を持つ。この槍の特徴そのものだ。」
イタチが槍の上に前足を片方置いて、2人を自慢げに見つめる。
「さて、精霊武具の修理だが、まずは壊れているところを探し出す必要がある。」
クラウィスが再びイタチに手を伸ばす。イタチはすっかり慣れたのか、クラウィスの手に体をこすりつけている。
エルーラがそれを羨ましそうに眺めている。その視線には気づいていたが、クラウィスは説明を続ける。
「まずは体の傷を探す。精霊武具の利点の一つは、精霊が見えていることだ。精霊武具の修理は精霊をよく観察することが重要だ。
そう説明するクラウィスが、イタチの体をさすって少しの違和感を感じる。

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夢の中のお話 11月28日

小手を棚に置き、その棚から一振りの槍を手にする。
クラウィスの行動に、エルーラの目が輝きだす。
「精霊さんが見れるんですね!!」
「ああ、そうだ。今日はこれだな。」
槍を机に置き、修理内容の説明を行うクラウィス。
しかし、エルーラはそれよりも精霊の姿が見たいといった表情を浮かべていた。
それを感じ取ったクラウィスは、少し苦笑いをしてエルーラに話しかける。
「精霊が気になるのか?」
首を縦に振る事で答えるエルーラ。
「なら、よく見ておくといい。これがこの槍に宿る精霊だ。」
クラウィスが槍に手をかざすと、槍から光が漏れ始め、2人の目の前に一匹のイタチが現れる。
「ひゃ・・・ひゃぁぁぁぁ・・・・。」
エルーラがイタチに触れようとする。しかし、イタチはサッと身をかわし、クラウィスの手に飛び乗ってそのまま駆け上がり、クラウィスの頭の上でエルーラを警戒する。
「悪い癖が出てるぞ。精霊と接するときは落ち着いてゆっくりと怖がらせないようにするんだ。」

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夢の中のお話 11月27日

それから、エルーラに街での暮らし方をシィルとクラウィスが教え込み、ホスピタルに新しい仲間が加わった。

エルーラは、若いながらも魔力の実を使った魔力付与の実力は確かなもので、どんな武具でも魔法効果を付与できるようだった。
「なるほど、魔力の実はこう使うのか。」
その使い方を、参考書を片手に眺めるクラウィス。
「私の方法はほんの一部、魔力の実は色々な加工ができるから、試してみるのもいいかもしれません。」
魔力の実を手にしたエルーラが、おろし金に似た道具で魔力の実を少し削り、その粉を近くの革の小手に振りかける。
「これを馴染ませれば、魔力を帯びた武具になるのよ。」
「なるほど、これなら簡単だな。それでも、魔力は微々たるものだろう?」
「ええ、これならほんの少しだけ硬度を上げる程度かしら。」
「それでも、魔力付与なら十分の価値があるな。」
革の小手を手に取り、クラウィスはその魔力のこもった小手を眺める。
「それじゃあ、今度はこちらの番だな。」

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夢の中のお話 11月26日

しばらくの間、2人はギルとエルーラのやり取りを苦笑いしながら眺めていた。
そして、ようやくエルーラの呪縛から逃れたギルがクラウィスの元へ走ってきた。
「クラウィス、あいつおかしい!」
ここまで慌てたギルを見るのは初めてだと、クラウィスは笑いながらギルの前に立ち、エルーラに話しかける。
「ギルは、そう言う扱いを受けるのが苦手なんだ。精霊にも色々性格がある。その辺りも、一つ一つ覚えてもらう。」
「は、はい。」
エルーラは少ししゅんとしてクラウィスの言葉を聞く。
「ボルクさん、この子の扱いで他に何か注意しておくこととかは?」
「そうじゃの、たまには森に帰らせてくれるかの。この様子じゃと、恐らくこの店から離れたくないと言い出すじゃろうからな。」
「あぁ、判った。」
未だにギルを物欲しそうに見つめるエルーラ。既に森の事は忘れているようなエルーラを見て、クラウィス達は納得せざるを得なかった。
その後、ボルクはエルーラをクラウィスに預け、ホスピタルを後にした。

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夢の中のお話 11月25日

「ギル、居るなら出てきて挨拶したらどうだ?」
そその声を合図に、ボルクの手にしたギルティスライサーからギルが飛び出してきた。
「姿をはっきり見せるのは、今日が初めてになるな。」
小さいギルの姿を見て、エルーラは思わず膝まずいてギルを抱きかかえる。
「あぁ、思った通りのかわいらしさです!癒されますー。」
思いっきりギルを抱きしめるエルーラと、それから必死に逃れようとするギル。
それを眺めていたクラウィスは、ボルクにそっと耳打ちする。
「ボルクさん、エルーラはもしかして・・・。」
クラウィスの懸念に、ボルクはこくりと頷く。
「精霊が大好きでな。わしらの村には元素精霊と呼ばれる水と土と風の精霊はおるんじゃがの。」
「実体化はしていないという事か。」
「そう言う事じゃの。それで、儂の持ってきたギルティスライサーとギルの姿を見て、ここの事を知ったんじゃよ。」
「精霊マニアという事か。」
「そうじゃの。」

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夢の中のお話 11月24日

「あの技術か。親父が技術書を持ってたな。俺には全くわからなかったんだが、必要になりそうだな。」
クラウィスがそう言って苦笑いする。
「さて、改めて紹介する。カウンターに居るのがシィル。俺の妻だ。」
そう紹介されたシィルは、にこやかにエルーラに手を差し出す。それを受けてエルーラはシィルの手を握り返す。
「そして、さっき抱き着いたのはアクアン。アクアンズロッドの精霊だ。」
「よろしくね、エルーラ。」
先ほど思う存分抱き着いた後だったが、差し出されたアクアンの手を両手で握りしめ、その感覚を楽しんでいる。
「私の森では、精霊の姿は見れたのですけど、触ることが出来なかったんです!」
「まあ、普通はそうだろうな。」
「長老が持っている剣の精霊が、ここの事を教えてくれたんです。それ以来、ここに来ることが目標だったんです。」
「ギルの影響か。」
クラウィスの視線が、ボルクの手にしているギルティスライサーに向かう。

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夢の中のお話 11月23日

「あぁ、そうだな。まずは家族を紹介しようか。」
そう言って、エルーラをホスピタルに迎え入れた。
店内に入ったエルーラは、その光景に思わず動きが止まる。
「わぁ・・・わぁわぁ!!」
そう言いながら、エルーラは目を輝かせて店内を見渡す。
「あら、かわいい職人さんが来たのね。」
カウンターに立つシィルが笑顔でエルーラに向ける。
そのエルーラは、フードを取り、カウンター側にいたアクアンに駆け寄る。
「あなた!!精霊ね!!すごい!!」
エルーラがアクアンに突然抱き着く。その行為に、アクアンは少し驚いた顔を見せる。
「すごい!!触れる!!」
実体化した精霊を見るのは初めてのようで、アクアンの手を握ってブンブンと振っている。
「あらあら、あなたは誰かしら?」
アクアンが笑顔を見せながらエルーラに問いかける。
「あ!ご、ごめんなさい。私はエルーラと言います。魔封士見習いです!」
「魔封士?」
アクアンとシィルは2人して首をかしげる。その後ろで、クラウィスは何かを思い出したような顔を見せる。

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夢の中のお話 11月22日

ボルクの横に立ったエルフは、シィルと同じくらいの背丈で、全身を覆うようなローブとフードを来ている。
そして、顔はマスクをしており、その表情は見えない。
そんなフードをかぶったエルフが、ゆっくりと頭を下げる。その様子を見て、クラウィスは手を差し出す。
「この店の店長のクラウィスです。よろしく。」
「エルーラです。よろしくお願いします。」
その声と風貌を見て、クラウィスは少し困った表情を見せる。
「ボルクさん、エルーラさんは女性ですか。」
「そうじゃ、言ってなかったの。」
ボルクは笑っているが、クラウィスには他の心配事が出来てしまった。
「困ったな。てっきり男性が来るとばっかり思って準備をしてたよ。」
「獲物に関しては、持ってきておるでの。その心配はないぞ。後は、この子が自分で考えてやるじゃろうて。」
「まあ、あれだ。相談しにくいことがあったらシィルにでも言ってくれ。」
「シィル・・・?」
エルーラが首をかしげる。

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夢の中のお話 11月21日

それから、しばらくの後、庭に小さな小屋が建てられた。
小屋の中は、狭いながらも小さな机とベッド、そして棚が備えられている。
これに関して、ミロンが使っていたかかしは片付けられ、練習ができないと文句を言っていた。
しかし、それはたまに来る常連客に稽古をつけてもらう事で納得した模様だ。
師匠であるギルも、そのほうがミロンのためになると考えたようで、稽古の交渉はギルがやっていた。
そうして、迎える側の準備が出来上がり、ギルを通じてボルクに伝えた。
「わかった、ギルを返却するときに一緒に連れていくことにしよう。」
その回答を受けて、ホスピタルは新しい家族を迎え入れる準備が整った。

数日後、ホスピタルにボルクが職人を連れくる。
今日は店の外でクラウィスが2人の対応をしていた。
その時、店の中ではアクアンが期待と不安の入り混じった表情を見せながらシィルと一緒に待っていた。
「クラウィス、この子をよろしく頼むぞ。」

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夢の中のお話 11月20日

「そうじゃのぉ・・・日帰りというのは流石に無理じゃろうて。」
「少し部屋を作り変える必要があるか・・・。」
クラウィスが少し考えて、ボルクに伝える。
「こちらの準備が出来てから、連絡したほうがよさそうか。」
ボルクがクラウィスの話に頷く。
「連絡係はそこに居るしの、ギル。」
そう言って、レンタルコーナーに居るギルを見つめる。
「はいはい、判ってるよ。」
ギルがめんどくさそうに答えてボルクにギルティスライサーを手渡す。
「いつものように、連絡は俺がやるよ。」
「そうだな、頼むよ。」
全ての話がまとまったようで、ボルクとクラウィスが握手を交わす。
「それじゃあ、お部屋を考える必要があるわね。増築かしら、改装かしら・・・。」
シィルが手をあごに添えて周囲を見渡す。
「ボルクさん、少し気長に待っててくれ。」
「おぉ、判っておるよ。わしらは待つことについては慣れておるでの。」
ほっほっほと笑いながら、ボルクはギルティスライサーを手にホスピタルを後にした。

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夢の中のお話 11月19日

「わしらの村から、エルフの職人をここに連れてきて、クラウィスにその技術を教えるという事じゃよ。」
「それって、ボルクさんに何のメリットが・・・?」
少し考えこむアクアンに、ボルクは笑いながら答える。
「ただ無条件に魔力の実は渡せんからの、折衷案という事じゃ。うちの職人なら、魔力の実をいくら使っても問題ないからの。」
ボルクの説明に、納得したアクアンの表情が明るくなる。
「それじゃあ、これからも魔力の実を供給してくれるという事なのね。」
「そう言う事になるの。後は、クラウィスの返答次第じゃて。」
ボルクとアクアンがクラウィスの方を見つめる。当のクラウィスは腕を組んで2人を見つめ返す。
「ボルクさん、その提案、お受けします。」
クラウィスがボルクに手を差し出し、ボルクもそれに応じて話はまとまった。
「ところで、職人さんは住み込みになるの?」
「そうじゃの、部屋は空いてるのかの?」
「問題はそこだな。」
クラウィスが少し考えこむ。

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夢の中のお話 11月18日

「クラウィスよ、お前さん、エルフの技術に興味はないかの?」
その言葉に、一瞬たじろぐクラウィス。そして、しばらくの沈黙の後、自分の考えをボルクに告げる。
「その技術って言うのは、これの加工技術の事だろ?それは願ってもない申し出だが・・・。」
クラウィスが腕組をして首をかしげる。そして、顔を上げてボルクを見据える。
「あなたの狙いは、独占している魔法付与装備の保護と、ここにある精霊武具ですね?」
その答えに、ボルクは小さく頷いて見せた。
「流石じゃの、こちらとしても無条件で魔力の実を供給して、付与装備を作られると色々と厄介での。」
笑顔のボルクを見て、なんとなく察したクラウィスがアクアンに振り向く。
「エルフの面子と、その生活、そして受けた恩、その全てを守るいい手だと思うんだが、アクアンはどう思う?」
話の読めないアクアンが、クラウィスに突然問いかけられて回答に困っている。
そんなアクアンを見かねて、ボルクがアクアンに提案の真意を告げる。

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夢の中のお話 11月17日

アクアンの言いたいことは判っている。あの魔力のおかげで、あの森にすむエルフの生活は数百年は安泰だ。
「まあ、アクアンの言いたいこともよくわかる。受けた恩は返すものじゃともな・・・しかしのぉ。」
苦い顔をするボルクに、アクアンは不思議な顔を返す。
「何か問題があるの?」
「わしらは精霊用に魔力の実を渡していたんじゃが、それを加工して魔力付与として使うとなるとのぉ。」
そう聞いたアクアンは、目の前のボルクは自分のこれからやろうとする仕事の同業者になるという事に気付いた。
「そう・・・よね。」
一気にテンションが下がったアクアンの様子を見て、ボルクがやさしい顔を見せる。
「そこでじゃ、クラウィスに1つ提案があるんじゃが・・・。」
「クラウィスに?」
それを聞いたシィルは、首をかしげながらも工房へと向かい、クラウィスを呼びに行く。
数分後、クラウィスは汗を拭きながら店舗へと入ってきた。
「ボルクさん、私に提案とは一体?」

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