PC組み立てていきますねー 今回使用するパーツはこちら
zen2が発売されましたがメモリ相性やBIOSの安定性にまだ不安があるので2700Xです

まずベースになるマザーボード、B450M Steel Legend。
通称が「変態」なメーカー、ASRockの製品です。
ただでさえ5年10年と使えるマザボを作るメーカーが、わざわざ「定格運用で長く使えるがコンセプト」と明言。20年保つんじゃないかな。
それでいてmicroATX版は新品が1万円で買えるという安さ。さらに10GB/sのUSB3.1 Gen2が2ポートと高速ストレージが使えるM.2 nvmeスロット。とどめに電飾付き。
オーバークロックしない場合、同価格帯で他の選択肢が見付からない

CPUとCPUクーラーはAMD Ryzen7 2700X 50th Anniversary Edition、及び同梱のSR3ことWraith Prism cooler。ちなみに通常版と限定版で性能差は無い。
第二世代Ryzenは1コアあたりの基本性能で7日に発売した3000番台や現行のCoreiシリーズに劣るが、未だ現役機の多い(と思う)i7-4790と同等の性能がある。それが8コア16スレッド。しかも世代交代による値下がりで3万円以下まで落ちている。競合する3600Xやi7-8700Kよりマルチタスクに強い高コスパCPU。
さらにPrismcoolerは虎徹MarkII等にはさすがに劣るが、定格105Wの2700Xをフル稼働させられる冷却能力がある。90mm径の高速ファンは少々うるさいが、定格運用なら十分。「おまけ」ではなく「標準」のクーラーなのだ。

作業に入る前に、パソコンは静電気に弱い。
CPUの電圧制御などは0.005V刻みで行われている繊細なものなのだ。
なので静電気対策の手袋が必要になる。400円くらいで買えるので、PCのメンテやパーツ交換をするなら持っておきたいアイテム。

さてそれではCPUの取り付け。SocketAM4はCPU側にピンが生えていて、それをマザボに差し込む方式。大抵CPUの方が高いので、ピンが折れた時のダメージは大きい。滅多に触らないし丁寧に扱えばバキバキ折れるものではないと思うが。
ともあれ先ずは下に見えているバーを起こす。

ソケット側には刻印、CPU側には基板部分に印刷で三角のマークがある。マークで向きを合わせたらソケットの上にCPUをそっと置く。

右側の段差に沿わせた状態から、ゆっくりとソケットの上を滑らせる。
ピンの位置が合えばストンッと落ちるので、CPUを軽く押さえる…というより指一本を乗せてバーを下ろす。これでCPUのセットは完了。

ね?簡単でしょう?

AMDのリテールクーラーはいい物だが、唯一の難点が出荷時に塗られている導熱グリス。
熱源であるCPUとクーラーの導熱版との隙間を埋めて、熱を効率良く伝えるのがグリスの目的なのだが、いくらなんでも付け過ぎである。半分どころか3分の1でも十分だと思う。
5年前に買ったBTOパソコンのグリスが残っているので、そちらを使うため拭き取りを…

……。

はい。垂れたグリスは竹串とティッシュで取りました。
アルコール系のウェットティッシュ等でしっかり拭いて脱脂するのだが、ものぐさなので部屋にあったタミヤエナメル塗料用の溶剤をティッシュに染み込ませ拭き取った。多趣味な人間にとって幅広く使える小道具は重要。

塗り直すグリスはこちらのICD7C ダイアモンドグリス。現在使用中のノートPCの残りだが、1回も塗り直さず5年半使えているので信頼性は十分。

とりあえず水滴くらいのイメージで中央に置いてみる。CPUとクーラーでサンドして、潰れる事でいい感じに広がるというわけだ。BTOショップでも推奨している塗り方。

クーラーの取り付けは基本4ヶ所ネジ留めだが、Wraith Prism coolerは引っ掛けて固定するリテンションキット。ネジの方が楽な人もいるらしいが自分はこれが楽でいいと思った。
手前側を引っ掛けて奥側も。グリスの厚みで上手く引っ掛からないが、グリグリとクーラーを押し付けてグリスを広げていく。
両方引っ掛けたらロックを掛ける。
精密機器にこんな圧力掛けて大丈夫?て思うが構わずぐいっといきましょう。マザボを割らない程度に。

渡部孝由喜🎨/のべぽん🔞 @watanobecreate

クーラーを外して確認。少なすぎた。
1回目の半分位の量を四方それぞれに配置。さらに追加して3回目。
はみ出した分を竹串で乗せ直して都合4回。良いグリス使ったし、これだけの面積に付けば十分か。

CPUの大きさとクーラー側の平滑度によるので一概には言えないが、SocketAM4 CPUとWraith Prism coolerの場合、歯磨き粉位の量かなという感想。
グリスには導電性の物もあるし、埃が付いたりで面倒なのではみ出しは無い方が良いと思う。端まできっちり塗るのは殻割りして限界までオーバークロックする物好きだけでOKかと。

ファンのケーブルをマザボに接続。
マザボ側に固定する爪が生えているので向きを間違う事は無いと思う。
マザボの端子は空冷ファン用と水冷ポンプ用の2ヶ所あるのでこっちを間違えない様に注意か

このファンはLED装飾付きで、4ピン端子接続のマザボ側制御、USB2.0接続のファン内蔵コントローラ制御の2系統から選択する仕様。無論光らせないという選択も可。
今回はbluetooth5.0でUSBを使うので4ピン端子を選択。ファン側の端子にはキャップを被せてあるので、左側の端子を開けて同梱されているケーブルを繋ぐ。
マザボ側端子の向きが分かり辛いが、矢印の書いてある側がGND12V、雑に言うとマイナス側となる様だ。

以上でCPU周りが終わって次はメモリ。
今回使用するのはG.SkillのTridentZ RGB Ryzen対応モデル16GB DR 2枚パッケージ。周波数3200Mhz・レイテンシCL16。

メモリ性能について解説。DR(デュアルランク)とは雑に言うと車線数。現在シングルとデュアルがある。1車線の道路4本と2車線の道路2本では通れる車の数に大きな差は無い。だけど出入口のキャパシティは決まってるから、車線だけ増やすと出口で渋滞になる→周波数が下がる

解説続き。

周波数は応答する回数。スピード。大きいほど強いが電気も食う。
インテルのCPUは2666Mhzまでに対応しているが、今回使ったRyzen2000番台は定格2933Mhzで、3200Mhzが一番性能が出る。最新の3000番台は定格3200Mhzで3733Mhzがベストという2年前には考えられなかった領域になった。
なぜかと言うと、RyzenはCPU内部をインフィニティ―ファブリックという回路で繋いでいて、この回路のスピードとメモリのスピードが等速になる仕様なのだ。なのでメモリの速度がCPUの性能に直結する。

レイテンシは応答の遅さで低いほど高性能で、タイミングとも言う。出入口の手続きに掛かる時間。割と見落とされがち。
周波数が高いとこの値も高くなるのは、高速道路の出入り口を思い浮かべると分かりやすい。道中100キロで突っ走っていても、下りる時は減速しなきゃならなくなる。
低レイテンシのメモリには高品質なパーツが使われているので、ここが標準より1低いだけで値段が跳ね上がる。

薀蓄が長くなったが閑話休題。
メモリを取り付ける。今回は2枚なのでA_2とB_2スロットの爪を倒して差し込んでいく。なんで2番スロットが優先なんだろう。
ちなみにASRockのメモリスロットで爪が両側に付いていないのは「うちは高品質だからこれで十分なんです(ドヤァ)」とのこと。さすが変態メーカー。

写真だと爪が完全に戻っていないがこれは駄目な例。反対側で「カチッ」という音がして、爪が完全に戻らないとちゃんと入っていない。
マザボ側の仕様にもよるのだろうが、意外とがっつり押し込む必要がある様だった。
精密機器にこんな圧力を(ry

遅くなったが組み立て中の注意点。
マザボが入っていた中袋は静電気対策がしてあり、アースとして機能する。
組み立て中はマザボの下に敷いておくこと。

続いてグラボ。PhantomGaming RADEON Vega56。ASRockのブランド製品だが特別なカスタマイズはされていないモデル。
CADやるし演算性能の高いVegaが良いだろう…と買ったが、Fution360はDirectX(ゲームとかで使う)が使われているソフトなので新製品のRX5700の方が良かった…(買ってから気付く)

PCI-e3.0 x16スロットのロックを外し、グラボを取り付ける。これはグラボを取り付けた時に押し込まれてロックされる構造。ここは押し込まずとも入るが、グラボの重さの方が問題。
ハイエンドグラボは1kgを超えるので、金属製のスロットでも不安が残る。精密機器に(ry
最近は支柱も売っているので購入推奨。

裏側のプレートが出っ張っているので、マザボに付いていた緩衝材を下に敷くと良い。

頭脳たるCPUとメモリ、手足や口に相当するグラボ(個人的な印象)ときて、心臓となる電源ユニットを取り付けていく。
今回は玄人志向製のKRPW-GK750W/90+ を使用。電源は型番=名称な事が多い。
玄人志向の電源はOEM品が多く、ファンはコストカットされやすい。ファンをあまり回さず、最大出力の40%までに止めると良好な性能を発揮するとのこと。
今回はCPU105W、グラボ210Wにメモリやファン、ストレージを合わせて350W程度だが、フルパワーでぶん回す事はそうそう無いと思う(現在ゲームは艦これのみ)のと、2~3年後辺りでCPU換装を考えている(AM4規格は2020年まで使うと言っている=来年が互換性のある最終製品)ので、その辺りまでなら玄人志向で行けるだろう、という判断。

まずはメイン電源の24ピン。なおこの電源はSENCE機能対応。20ピンと4ピンに分かれているのは、対応CPUが少なかったりオプションの少ないマザボは20ピンで事足りるから。
今回のマザボは24ピンなので、4ピンのL字の出っ張りと20ピンの出っ張りを合わせて使う。
電源ケーブルは差し込み口の形が非対称なのと固定用の爪があるので、向きを間違える危険性はほぼ無い。

6ピンSENCEはざっくり言うと、ケーブルの劣化とかで出力不足になる場合があるのでその保険。EPS規格の電源に付いている。

カメラの充電が切れたのでここからスマホ撮影。

続いてCPU8ピンとPCIe8ピンを接続していく。両方8ピンだが、端子の穴が違うのでケーブルを間違えても刺さらない。

CPU8ピンは4+4の構成になっているので、先の20+4ピンと同様に差し込んでいく。ここも爪があるので向きを間違える事は無いだろう。
100W超えの電力を要求する今のCPUにはメインの供給ラインだけでは足りないのだ

GPUにPCIe8ピン×2を。Vega56は純粋な演算能力が高いのが特長だが、デフォルトだと最大200W超えの大食らい。
今回の電源には1本で6+2ピン×2に供給できる分岐ケーブルが付属しているので配線は1本で済んだ。ここも爪と穴形状があるので向きはOK。
以上で最小構成の電源配線は終了。

CPU・RAM・GPU・電源をセットして最小構成まであと1つとなった。起動するためのスイッチが最後だ。
スイッチは起動テスト用のものが売っているが、今回はケースの電源ボタンを使用する。
今回のケース(ガワ、筐体)はドスパラ専売の ENERMAX BECITE ブラック。4000円以下で購入出来、黒透やVersa H26等と並ぶ最安価格帯のアクリル窓付きケース。

\でけぇ/
モデラー御用達の10円玉比較。
40cm超えは机に置いてみると大きい。
このケースは一般個人向けでは最も大きいATX規格対応。一回り小さいmATX規格の舞黒透を購入予定だったが、作業性が悪く初心者向きではないとのレビューが多く見られたのでこちらに変更した。

何本かケーブルが見えるが、今用があるのはインターフェースのケーブル。
電源ランプとデータアクセスランプ(データの読み書き中に点灯する)、電源スイッチとリセットボタンが一纏めになっている。が、端子は個別なので少し分かりにくい。

1本ずつ差していこう。奥側の列左から、電源ランプのプラスとマイナス、電源スイッチ。
LEDには+-の向きがあるが、スイッチの配線は電気信号が流れれば良いので向きを気にしなくても大丈夫。むしろ接触不良や短絡を気にしよう。押してないのに勝手に消えた、は色々と危険。

手前に来て、同じく左からアクセスランプのプラスとマイナス、リセットボタン。
ピンが1本余っていますが仕様です。大きいマザボの配線パターンから派生した際の名残と思われる。なのでATX以上のマザボだとこれとはまた違うらしい

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