終 

@uni_kamachi 「鍛刀運はいいけど、ドロップ運が悪い主」「好きなのは茶碗蒸しや卵焼きの卵料理」「行事ごとが大好きで」「お風呂は夕方に入る派 」「猫より犬より狐のこんのすけが好きで」「季節は春が好き」「現世の記憶が無くても気にしない」
瞳を開けた開けた主は虚空を見つめていた。まだ霊力が身に馴染むまでは時間がかかるだろう。皆にはそれぞれ僕が戦場で拾ってくる、チュートリアルの鍛刀は薬研と差し替えをすることでまとまった。
また眠りに落ちた主に、青江が思い出したように言った。
「継ぎ目を隠さないとね」
首元には切断のあと。僕としたことが、失念していた。主を作るのに夢中で出来栄えのことを考えていなかった。
「僕はこの服は譲らないよ」
乱が眠った主を抱きしめながら言うので、即席で首元を隠す襟を作った。簡易なものだから、今度もう少し年頃の娘が気に入りそうなものを見繕うとしよう。
「こんのすけを呼ぶとしようか」
僕が晴れやかな顔で言うと、皆満足気に頷いてしばしの別れと主に声を掛けてから顕現を解いた。
「ちゃんと僕を選ぶんだよ」
眠る主にはきっとこの声は届いているだろう。今もこの先もずっと。

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@uni_kamachi 「乱くんは?」その言葉に振り返ると彼は服の裾を握り締めて震える声で言った。
「僕は、今度のあるじさんは…洋装が、いいな」
以前の審神者は和装を好んで着ていたため、現世の流行りの服を載せた雑誌は全て流行りもの好きの男士のものだった。
乱もその一振だが、主と語り合いたい話題の1つだったのだろう。皆が快諾すると、乱は頬を色付かせて部屋からあるものを持ってきた。黒い洋装。粟田口の制服をシンプルにしたようなそれは、死体の青白さが異様に映えるが、それでも構わないと笑った。
「それじゃあ、後は歌仙くんだね」
皆の視線が向く中、僕は1つ咳払いをした。
「僕は、初期刀がいいな。最初からこの子の成長を見守れるからね。」
もう面影も虚ろになった頭を撫でる。
「よく食べて、よく眠って、よく笑って。普通に人の子として健やかに生きて、他の年頃の娘と同じように過ごして、それで」
「必ず僕に恋をする、そんな君であってくれ」
願いとは神が祈れば、呪いにもなるだろう。純粋無垢な瞳で霊力を流し込んで主を形にするまで、僕らは一様に言葉を並べ立てた。

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@uni_kamachi 元の主の頭と、どこの誰かも分からない身体を使って、主を作った。
残された物の要望を叶えるだけの存在。艶やかな黒髪は今はもう無いが、前の主の面影すら懐かしく思うことの無い僕らにはどうでもいいことだった。
「どんな女性にしようか」僕がそう声をかけて、いの一番に手を上げたのは今剣だった。
「ぼくとおそろいのかみがたがいいです!」そう瞳を輝かせた彼の姿を見たのは久しぶりで、皆承諾した。したが、介錯の際に半分以上の髪が切られたらしく、長くはない髪で結えたのは小さなお団子だけだった。それでも彼は幸せそうに「あるじさま、おそろいですね」と笑っていた。
「次の要望は」と言い終わらぬうちに手を上げたのは薬研藤四郎だった。
「俺は初鍛刀がいいな、初期刀の候補には入っていねぇが、初鍛刀に短刀ってのはお誂え向きだろ」
その言葉に、あっ、と声を上げたのは乱藤四郎だったがすぐに彼は口を噤んだ。以前の主の時に彼は初鍛刀だったからだろう。
「それなら、僕ははじめての脇差といったところかな。この中での順番なら後にも先にも特に変わりはしないし」
にっかり青江がそう言い、思い出したように続けた。

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@uni_kamachi 誰が最初に言い出したのかは憶えていない。皆の意見を収束して導き出したものかもしれない。
丁度近くの山中にある滝で若い女の死体が上がったらしい。身投げか、足を滑らせたのかは不明だ。
身寄りの無い女だったため引き取り手に困った葬儀屋から死体を受け取るのは早かった。
そして時の政府に保管されている主の首。これも手に入れるのは早かった。役人は事務手続きでもするように「頭か胴、どちらかのみお選び下さい。お決まりになれば、こちらの受領書に御記名を」と言い放った。
僕たちは頭を選んだ。腹は縫合されているとは言え、見栄えがあまり良くなかったからだ。「配送しますか?」と聞く役人に首を振り、専用の保存ケースに収納された主の首を持ち帰った。事務手数料の2500円を取られたのに帰りの道中、今剣と馬鹿笑いをしたのを覚えている。
専用ケースから取り出した主に、以前の面影は無かった。髪は灰のような茶色のようなよく分からない色になり、艶やかな黒髪はそこには無かった。あれだけ端正だと思っていた顔立ちも、ずっと幼く、「化粧映えしてたんだね」と皆でしみじみと語った。

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@uni_kamachi
罰を与える必要が無くなった。罰を与えることができなくなった。とも言うね。
翌朝には、主は自害をしたよ。
首を吊ったとか、薬を飲んだとかじゃない。安楽死だってできるこの世に、腹を割いて、介錯で首を落としてもらい、まさに自害さ。
もちろん腹を切った短刀、介錯を任された打刀もどちらも破壊されていたよ。羨ましい限りで憎しみすらあった。
それからはトントン拍子さ。成績優秀な本丸に残されたベテランの刀剣男士。引く手は数多で希望者は次々と余所の本丸に引き取られていったよ。
残ったのは、今剣と乱藤四郎、にっかり青江と薬研藤四郎、それと僕だった。
出陣も内番も、主も、何も無い。そんな本丸で僕たちは主の面影をなぞって生きた。好んで見ていた番組、中々返ってこなかった本。匂いを嗅いだだけで一喜一憂する献立に、一等好きだと笑っていた季節の夕暮れ。
思い出が浪費されるものだと気付いた時には遅く、僕たちは主がどんな背丈で、声で、香りを纏い、どんな顔をしていたのか思い出せなくなった。写真を見ても、ああ!と思えない程に彼女のことが朧の様な存在になっていた。
それはあまりに淋しかった。

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@uni_kamachi
兎にも角にも。僕は主を愛していた。もちろん性愛だ。彼女の痴態を夢想して、明け方に目を覚まして絶望することだってあった。
ただ、彼…初期刀の愛は僕のを遥かに越えていた。
彼にとって主は主では無く、いずれ自分のものになるはずの供物だと思っていた、らしい。だから、それが身勝手にも自分の手を離れ、たかが人の男に、ただの人の男に奪われたのに気が触れたらしい。いつもの穏やかな成のまま彼はふらりと消えて、次の日には全本丸への緊急速報で主の婚約者である男が刀傷により殺されたことが知れ渡った。そしてその犯人が、彼だとも。
刀剣男士の一般人への攻撃は、相当の特例が無い場合極刑…刀剣破壊となる。また、その本丸の主たる審神者にも重い罰が課せられる。彼?彼はもちろん破壊されたよ。本丸の記憶・記録が全て消去された上でね、破壊よりもそれがかなり堪えたんだろうね。破壊後の破片が、粉々と言えない程だったらしい。肉体が消えるよりも記憶…思い出が消える方がよほど恐ろしいなんて、中々雅だと思わないかい?
そう、それで主に関しては罰を受ける必要が無くなったんだ。

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@uni_kamachi
主の半分以下の月給で働き、平和な世の中で自身の身の安全は国に任せ切り。ささやかな楽しみと言えば週末の映画と、接待ゴルフの後の趣味の釣りと、釣った魚を料理した晩酌。大きな責任も無いという彼は、「君を守る責任くらいは欲しい」と言う、何ともまあ有り触れた一言で主の心を射止めた。
彼は、主が審神者をやめて現世に戻るように懇願したらしい。しかし、そこは我らが主。顕現した男士のためにも、後任が見つかり本丸運営が安定するまではこの任は降りない、と断った。その姿勢に僕はまた1つ歌を詠んだが、今は置いておこう。
ともかく、主は後任を据えるべく度々本丸を空けるようになった。そこにはもちろん、現世で将来の伴侶となる彼に会いに行っていた時間も含まれているのだろうが。
僕はといえば、最初から最後まで絶望続きだ。我ながらかなり遅れて顕現された方とは言え、主には近しい存在だと思っていたからね。主の好む茶碗蒸しを作れば、いつも瞳を輝かせて「歌仙の茶碗蒸ししか食べられなくなってしまう」とはにかんでいたからね。…まぁ、今となってはどの男士たちにも似たようなことを言っていたのかもしれないけど

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⚠️もう色々注意⚠️ 

初期刀の候補のうちの一振り。僕自身がそうであるのを知ったのは、既に初期刀が顕現された本丸に降ろされてからだ。
主は誰もが振り返るような、それは見目麗しい女性だった。
丸い額に、艶のある黒髪、ほっそりとした背中はいつもすっくと伸ばされて、引き結んだ唇からは、女性にしてはやや低めの、それでも凛として良く通る声が紡がれていた。
女性にも関わらず戦術に長け、可能な限り自身の身は自分で守る、が口癖で日夜鍛錬に励む横顔だって見てきた。
ただ、幾分理系寄りの性格だったためか、文系の事柄には疎く僕の詠んだ歌に幼子の様に首を傾けることもあった。
それでも、「気にしなくていい。僕が詠みたかっただけさ」と笑えば負けん気の強い主はすぐに調べ物に走り、分からなければ素直に教えを乞う。その純粋さも僕には眩しくて、好ましかった。
主を慕う者は多かった。そこはもちろん、刀剣男士として、だけの慕う感情に留まらない。
才色兼備、眉目秀麗…そんな言葉が似合う彼女が恋をし、想いを告げたのは、本当に、本当に、なんの変哲もないただのヒトだった。

私まだこっちでははちやこじゃないのね

無理やりなエロ 

審神者さんが記憶障害起こして、審神者になってからの記憶全部失ってしまうけど、房中術で元に戻るよってなったら政府は「速やかな処置」を求める話。
「敵は待ってくれない」「今は影響が無いだけで今後男士に影響が無いとも限らない」と口々に言うから、じゃあしょうがない、相手は?となるけどそこは恋仲の歌仙さんが頑として譲らない。
でも記憶無くした審神者さんからしてみれば、顔のいい赤の他人だから滅茶苦茶に拒む。
その貞操観念の強さに歌仙さんはホッとするけど、進めていく毎に諦めた審神者さんがせめて顔は見ないで欲しい。と後ろからしてもらうのを希望する。
言われた通りに後ろから愛撫すると身体は感覚を無意識に覚えているから、自然と反応するし濡れもする。顔を見ないで欲しい。体も見られたくないから脱がせないで欲しい。という要望のため、着たままで進めるけど普段と違うえっちにめちゃくちゃ興奮する歌仙さん。
フリ、ではなくてガチで無理矢理な雰囲気だから罪悪感もあるけど、それが刺激になって背徳感もある。そんな歌さに美味しいね。

すけべ 

夏の日に歌仙さんが手合わせ後の夕涼みに裏庭に行くと、偶然ばっちり審神者さんの私室が見える場所を見つけて、ノーブラキャミの無防備な姿を見つけて野外オナニする季節ですね

パウちゃん?!!!(使い方が分からなくなってる)

でもふたなり審神者さんのナニしゃぶって舌出して射精待ちの歌仙さん、という歌さにも描きたい( ᐛ )φメモメモ

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顔騎イラマする歌さにが思いついた( ᐛ )φメモメモ

はだけた着物から覗く腹筋に飛び散った精液を指でなぞりながら「本当に気持ちよかったね」と微笑む審神者さん…と息絶えだえになりながら「合わせるのも良かったけど…」と呟いてモノ欲しげな視線で審神者さんの下腹部見つめる歌仙さん、のエロが!読みたい!!!

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えろ 

歌仙さんが審神者さんを抱く快感を覚えてから「人の身は下半身を合わせるだけで何であんなに気持ちが良いんだろうね」と言うんだけど、「それなら本当に今日は合わせるだけにしようか」と提案されて着衣素股する歌さに食べたい

ラベルのシール剥がすの苦手な歌仙さん…「代わりに剥がしてくれないか」と頼むから審神者さんは「爪短いから~」とケラケラ笑うんだけど「君のせいだけどね」の一言に真っ赤になって黙々と剥がす

唐突な性癖発表 

雌顔というか雌みたいな態度になる歌仙さんがぼかぁ割と好きなんすよ。
手コキしてもらって欲出して、倦怠感と心地良さでズルズルになりながらも、一回りも二回りも小さい体躯の審神者さんにしがみついて甘えてよしよし待ちの歌仙さんが好きなんすよ。
好きな人の前では男らしく振舞って、節度ある態度も心掛けて、みっともない醜態を晒すなんて真似、絶位に矜恃が許さない歌仙さんが紆余曲折を経て、そこまでアレな様子をさらけ出しても審神者さんは嫌わないし、むしろ甘えてくれることに嬉しく感じるという完璧に近しいお互いの気持ちを再確認し合った上での雌顔というか雌の態度が好きなんすよ。
ただ根底にあるのは、男らしい歌仙さん☞女々しい態度でも愛してくれる審神者さん☞可愛がられるのも満更じゃない歌仙さん☞雌の歌仙さん

だから歌さになんですよ。歌さに。ちゃーんと攻めは歌仙さんです。なぜなら歌仙さんが「攻めるのは僕だけど主が喜ぶなら少しくらいだらしのない態度のひとつやふたつで甘えてもいいかな」ってスタンスだから!!!

一瞬だけTwitterに載せてたけど、思ったよりも内容が重くて慌ててパウーに越してきた

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Pawoo

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