人生というものは何が起こるか分からないもので。
肉親の一人も居らぬ私が、村の掟のために「鬼」に嫁いだわけですが。
この「鬼」、怖い存在かと思いましたが、意外なことにとても可愛らしいところがあるのです。

「…華涼は、好いとるやつでもいたのか?」
唐突に聞かれて、私は思わず相手の顔を見つめてしまいました。ボサボサの髪に隠れてしまいそうな小さな角を生やした異形の者である彼は、じっと私を見つめます。
「…紅蓮様、あの、質問の意味がよく分かりません」
そうお伝えすると、彼は半開きした目で私を見ます。
「だから、華涼は俺のところに来る前に好きなやつでもいたのか、って聞いているんだ」
ジト目で見てくる彼の言葉に、私は何かに気づいてにっこりと笑いました。
「いましたよ」
「……そうなのか…」
あからさまに落ち込む表情をする彼に、私は続けました。
「とても明るい方で、笑顔が印象的で、出会ってすぐに料理を作ってくれとお願いされました」
「…え?」
「かと思えば、少々強引なところもあって…私はその時この方に嫁ぐ決心をしました」
「そ、それって…」
「紅蓮様、あなた様ですよ」

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@baroque203 あぁ!もう、紅蓮さま可愛いなぁ!でも尻に敷かれてるなぁ!( *´艸)うへへ…

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@tomoetaaan ありがとうございます!

紅蓮は華涼にぞっこんです(*´ω`*)

@baroque203 紅蓮さま可愛い可愛い可愛E!( *´艸`)

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