いいね、すごくうれしいです☺

泉玲が子供を産む、ということ。③ 

「…元気な子を産めよ、おめでとう」
「…!!」
関さんの言葉に我慢していた涙が溢れ出た。
一番、欲しかった言葉。
「泉、妊娠中の体調管理は是非俺に任せてくれ!」
「お腹の子に何かあったらかなわないからな、今回ばかりは大人しく守られる側に回ってくれよ」
と頭をポンポンとされる。
「相手はこの事を知って…いるよな、彼なら泉を守りきれるだろう」
フッと優しい微笑みで上司は問うた。
「…相手の名を、聞いていいか」
知っていて、敢えて私の口から聞きたいのだろう。

「相手は…」

fin

泉玲が子供を産む、ということ。② 

今度は由井さんが口を開く。
「それに妊娠中はおそらく泉も狙われる事がより高くなるだろう。一回で二人の薬効体質が手に入る可能性が高いからな。俺なら間違いなくそうするだろう」
「でも…遺伝しない場合もあるんですよね?」
「勿論だ。だがそれは生まれてみないと解らない。万が一君が組織の手に渡り出産した場合、体質が遺伝していたなら、子供とともに実験動物として生かされるだろう」
「もし、遺伝していなかったら…?」
「…子供は、用済みということだ」

「今言ったことは最悪の事態を想定したものだ。もちろん君を組織に渡す気はない。捜査企画課の威信にかけて全力で君を守る。…ただ君の妊娠について、そういったリスクがあるものだ、という事だけは覚えておいて欲しい」
「はい…」
解っていた。頭では、理屈では解ってたはずなのに。
…私が普通の体質だったなら、祝われたのだろうか。この胎内に在るもう一つの命は祝福されたのか、望まれて産まれる事が出来たのか。
そんな結論のでない考えが頭の中をグルグルとループを繰り返していた。

泉玲が子供を産む、ということ。 

「妊娠した…?」
突然の告白に上司は数秒固まった。
それもそうだ、お付き合いしている方がいることすら報告していなかったのだから。
「相手は…予定日は、いやそれよりも…」
由井、ちょっといいか。と研究室にいる由井さんを呼び出し、一言私の妊娠を告げる。話を聞いた由井さんも血の気が引いたような顔色になる。

沈黙を破ったのはやはり上司だった。
「泉、落ち着いて聞いてくれ。
知っての通り君は薬効体質だ。そしてそれは遺伝する可能性がある。
残念ながら君の体質については一部の組織には知られている。だからこそ、ここで勤務兼保護をしている訳だが…」
上司の喉がゴクリ、と生唾を飲む。
深呼吸のあと、解りきった事実を言った。
「そうだ、そのお腹の中の子供は生まれながらにして体質の事を知る世界中のあらゆる組織から狙われる運命を背負うということだ」
…思い当たらなかった訳ではない。わかっていて目を逸らしていたのだ。
だか第三者によって事実をつきつけられるとより一層それは重くのし掛かってきた。逃げ場はないのだと。

駄文② 

「吸い終わりました?ほら電話なりやまないんですよ、司さんカンカンですよー」

「はいはい」

最後の煙を肺一杯に吸い込んで、俺自身のちっぽけな私怨のために命の危険に晒されるかわいい部下に目を細めた。

「…悪いね」

「えっ」

つい口から出たその真意は伝わったのか否か。敢えて訊ねない所が彼の賢い所だ。

戒めを吸い込んだぬけ殻を灰皿に捨てて「いくよ」とだけ声を掛けた。

紫煙の残り香はまだ俺を縛り付けたままだ。

駄文① 

屋上の定位置で煙草に火をつけた。
柵にもたれかかり東京の街を見渡し、ふうと紫煙を吹きつけた。
目まぐるしいスピードで変わっていく街並み。

「あ、耀さんいたいた!昼寝じゃなくてよかったー」
心の底から安堵したような声で夏樹がいった。
俺の昼寝はそんなに怖いかねぇ。

「耀さん結構吸いますよね。禁煙とか…しないですよね」
「禁煙…?してもいいよ。そんなに好きでもないし」
「好きじゃないのに吸ってるんですか?お金もかかるし健康にも良くないし、好きじゃないなら止めましょうよ」
彼の言う事はもっともな正論だ。

タバコを吸う。
その行為に理由があるとすればただ一つだ。

(戒め、か)

煙が喉を通るザラリとした感触。
鼻腔を刺激する匂い。
その度にチラチラと脳裏を掠める記憶。

忘れるな、忘れるな。
まだおわっちゃいない。

どうしようもない世界だけど、あの子の笑う顔を見るとつい自分も幸せになっていいような錯覚に陥る。

(それを、思い出すために。)

『まだ、それを吸ってるのか。…女々しいな』

俺とは違う道を選んだ奴の声が響く。

そんな酷い扱いを受けた覚えがない。

要は身の程をわきまえろ、という事ですわ…無い袖振ったってろくなことねぇぞ?と。自分で責任負えるならいいけど家庭のお金だと…ねぇ?
(もちろん課金勢がコンテンツささえてくれてる事は百も承知)

課金 

今回のアニバーサリーで周囲がめっちゃ課金してる雰囲気あるんだが正直ちょっと引いてる。
自分の働いた分を自分で使う環境にある方はいいんだけど、家庭もちの方とか、ここまでは自分の小遣いって分けて投入してるんだろか。家庭の貯金に手を出してないやろか。人の財布事情探るみたいで申し訳ないんだけど。
基本微課金勢なので、ソシャゲに月3,000円出したら「やり過ぎた!」と思うレベルの金銭感覚。だからある程度はいいカード諦めてる、悔しいけど。あとはリセマラやるけど飽き性なのでww(但しグッズには一諭吉位までなら出す。残るし少なからず後で現金化出来るので)
価値観の違いなんだろうけどね、でもリアルを犠牲にしてまで投入するのはね?自分であらかじめ線引いとかないと後悔する羽目になるんじゃないかなーと…。

Show more
Pawoo

The social network of the future: No ads, no corporate surveillance, ethical design, and decentralization! Own your data with Mastodon!