こんな話し書いてます。一部。長文だからクッション。夏目。
あまり人の手の入っていない道を山頂に向かって歩きながらペットボトルを受け取った。少し遅れて歩いているのは学校の同級生であり、夏目の事情を知る数少ない友人である多軌透である。細い身体で山道を歩く様子は、女性としてのか弱さの中に秘められた力強さを感じる。
彼女は、夏目の事を知る前から祖父の関係で妖怪の事を知っていた。その為、夏目の事を知っても気味悪がる事なく、その付き合いは続いている。
今回二人で山にいるのには事情がある。本当はもう一人の事情を知る学友、田沼も連れてきたかったのだが、生憎と都合が合わなかったのだ。申し訳なさそうに謝ってきた田沼は、アリバイの偽装を申し出てくれた。もしかしたら日帰りはできないかもしれないと考えていたが、そこまで迷惑掛けるのも悪いという夏目に対し、田沼は笑顔で『俺の分も遊んできてくれ』と言ってくれた。
お言葉に甘えて、塔子さん達には田沼の家に泊まり込みで勉強してくるという話しになっている。嘘など吐きたくはないが、事情が事情なので正直に言うわけにもいかなかった。
「カイ君、本当にここにいるのかしら…」
夏目ホント好きだけどワンクッション
夏目の今までを思うとホント人間は目に見えないものは信じないんだなって思うけど、何でああも信じないのか不思議でしょうがない。
冷たい態度を取られていたにも関わらず夏目が今も優しく、過去の自分を振り返って自分の言動を客観的に見て自分も悪かった、って考えるの本当に人間できてると思うし、こうまで周囲に優しい人間や優しい妖かしが集まるのはやっぱり夏目が根本的に優しいからなんだなって考えると涙しか出てこない。多分若干気づいてるかもしれないのに何も言わない塔子さん達とか優しすぎる。あんな場所なら行ってみたいけど夏目程優しくあれると思わないから断念せざるを得ない。ていうかいつか会合場所にあった着物を夏目に見てほしい。どんくらい綺麗に見えるんだろう。語りたい事いっぱいあるけどまとまらないね!
腐/成人済。腐だが可愛い女の子も大好き。K/弱ペダ/ACCA/夏目友人帳/ハイキュー/鉄オル/ドラ騎士/ヒロアカ/鬼灯/ファフナー/種/最遊記/その他いっぱい。雑食。綺麗な絵大好き。カズキヨネ/薄葉カゲロー