れきうちゃん @re_chan_86@pawoo.net

@CV_HOSYO
こんばんは、どうぞよろしゅう。

コミケお疲れ様でしたー

(落丁埋め)

提督長に対して青年は、今の恋人が鬱病で苦しんでいる事、自分もまた躁鬱病の重篤な症状が露呈しつつある事、そして身寄りのない恋人に対する職務怠慢な福祉事務所が許せなかった事を供述した。
提督は「そんなに死ぬ気で護りたいなら、他に方法はなかったのかい?」と、責め立てるでもなく尋ねた。
しかし青年は、「現在の無欲恬淡な堕落しきった社会を生んでいるのは自称正義の味方の吐き気を催す大人共だ、奴等クソ共は60年代の恥部だ、誰もが蒸し返したくない暗部だ、それを捻じ曲げるつもりは毛頭ない、だから悪役に堕ちて警鐘を鳴らした、悪役には侵略すべき理由があるのを忘れたか」と啖呵を切った。
青年を説得する事は出来ないと思った提督は「最悪の場合、君の処刑についてはどう思う?」と尋ねた。
それについては唯、「一向に構わない」と彼は答え、質疑応答は終った。
夕方彼は、過去の服薬履歴から最適と思われる睡眠導入剤を処方された。


「え、ええーっ!?」
「なにっ……え、そ、そんな……」
「あら、あらあら〜💕」
「まあ……でも感激です!」
「は、はらしょお……」
「くく、水も滴る……ふふ」
驚きを隠せぬ艦娘、妙に頬を染め夢心地になる艦娘、中には鼻血を出して感動する艦娘もいた。
「まあ、なんだ?今はカレを大切にしてやれよ?いつかは同性だって結婚できるかもしんねーし?私みたいなバケモノよりさ、ケケケッ!」
謎の祝福を受け、驚きと困惑とに暫く彼は顔を真っ赤にして俯いていたが、深々と何度も御礼をした。
「あと、これは老婆心ながら……」
『?』
「慥かにお前さんだって背負うモノが出来りゃア、身を挺し、危険な道を渡ってまで誰かを助けたくなるだろうサ……だが、お前さんの命は一つしかないからね、どうか死なんでおいてくれや。ま、何事も程々にな!」


「釈放だよ。あんた、不起訴処分になったんだ」
そう……唯でさえ証拠が少ない上に、元々公僕が汚職をしていたという事情、更に捜査上で数名の被害者宅を家宅捜索をしてみると……なんと共和国の送り込んだスパイである事が判明した。議会はこれらを黙認していたのだ。
良かった、これで恋人を護れる……彼は涙ながらにレ級へ打ち明けた。
「兄ちゃんは、次から俺を騙るのはナシな?まあ、でも……お前は一番俺らしい奴だったよ」
レ級は優しく彼を宥め、その場にいた武蔵、羽黒、時雨、響、明石、天霧達もこれで良かったと納得していた。
其処へ彼は突然、レ級の肩を掴み突然告白をした。
『俺……昔から悪役に憧れてたんだ、レ級さんは俺の中で一番カッコいい悪役なんだ、だから、いつか……俺と結婚してくれ!』
「ん?ああ、事が終わり次第そうしてやってもいいが……あんた恋人は?」
『今まで通り付き合うが、結婚はできない。何故なら、恋人……'彼'、男だから』


行く途中に提督長は、君への処分が決定したと話し、スチールの扉を開けて取調室に彼を入れた。
「あれ……さっきの!?」
「ああ、そうだ」
目の前には、先程戦闘していた艦娘数名とレ級の姿があった。
「な、こうすりゃ早いだろ?悪者は潰せて国民は納得できて」
レ級は得意気にはだけた拘束着をパタパタさせていた。
「しかし武蔵……なにも実弾俺に当てなくてもさ」
『じ、実弾!?』
「済まない……これも命令だった」
『あの、大丈夫なんですか……?』
「ああ、カスダメにもなりゃしないよあんなの」
レ級はドヤ顔のまま青年を優しく撫でた。
「なにせレ級には魚雷も艦載機も巨砲もある、防人にすれば最早敵いっこなしだ」
和気藹々とした空気に戸惑いつつも彼は提督長を見た。
「ま、そういう事さ」
……これで彼は全てを理解した。


隔離病棟。彼が昼3時の煙草を済ませ、夕食までのんびりと漫画雑誌を読んでいた所へいきなりテレビから緊急速報を報せるチャイムが鳴った。
庁舎の階層の一部がが爆破され炎上する中で、艦娘達が数名エントランスから出て来たと思えば、映像がスタジオに、そして生放送へ切り替わった。先程の映像は一般市民が捉えた動画だったらしい。
そして生放送のカメラが映したのは、地下施設の最深部に拘束着姿で強固な椅子に括り付けられていた……本物のレ級だった。
すると其処へ、提督長が入ってきた。
そして二人は、地下の取調室に入った。


後日、提督長と警察機関、憲兵とが得られた情報を基に今後の処分をどうするか話し合う事になった。
彼が死ぬ気で引き掴んだデータはそれ自体が地方議会の信頼を奪い、いわんや税金ですら住民が拒否できる程の代物であったからだ。これは超法規的措置を取らねばなるまい。しかし、彼は至って真面目に取調べに応じた為、これ以上の再犯の余地がない事もまた事実である。
そして提督は、鎮守府に帰投した後……レ級にある事を頼んだ。


後日、件の捜査班より提督長へ報告書が提出された。
「やはり……」
そう、青年が強襲してまで調べていたのは野党議員との取引の記録であった。殆どの書類はシュレッダーの断片になっていたが、残っていた(青年が掴んだ)血まみれの書類、USBメモリ、ハードディスクのテンポラリに証拠となる記述があった。
それと同時に明石からの入電で、青年が提督長やその所属達と話がしたいと申し出た事が提督長の耳に入った。


横須賀に到着し、武器を没収された青年は提督長に突き出された。
「なーるほど、確かにレ級そっくりだねえ……ボク、名前と所属は?」
『……………………』
「親御さんは生きてる?」
『……………………』
「……どうしても答えたくない?」
『…………』
青年は、静かに頷いた。
「困ったねえ、取り敢えず隔離かな……あ、明石ちゃんどうした?」
「それが、この子かなり酷く病んでるみたい……強い薬と手帳が見つかりました」
「じゃあ、取り敢えず隔離だね」
「そうしましょう……」
青年は、併設する病院内部の隔離病棟へ収容された。


「お前……誰だ?」
『!?』
青年は走って上へと逃げようとした。しかしレ級の方が足は速い。すぐさま追いつかれ、青年はその場でボディブローを喰らい、昏倒したまま拘束された。
「……拘束した。足は大丈夫かい?」
「問題ないわ」
加賀はR32を庁舎前に勢い良く留め、レ級と拘束した青年を載せて横須賀まで一気に走らせた。
青年は、ほとんどそっくりにレ級服やウィッグを着こなし、肌を白塗りにしていた。


難なく庁舎に入り込んだ青年。彼は足がつくのを恐れ静かに階段を使い、いざ役員室へと向かおうとしたその時。何者かが後ろから硬い棒状の物体を、静かに彼の後頭部へ押し当てた。
後ろにいたのは本物の戦艦レ級だった。


横須賀鎮守府提督長執務室は、警察や憲兵からのデータ収集の他にも独自捜査で情報を仕入れていた。事務所にあったパソコン類は一度接収し、明石、夕張、時雨、天霧等がディスクを洗いざらい解析している。

そしてとある日の昼、通報により怪しげな黒いレインコートの青年がとある庁舎へ向かっていると偵察隊から入電があった。上から下まで黒ずくめな奇妙な青年だった。


とある労組事務所と福祉事務所で立て続けに猟奇的殺人事件が発生した。凶器は刃物による刺殺の他、毛髪や断裂した皮膚組織に残留した錆から鉄製の工具による撲殺と判明。
また部屋が荒らされた痕跡があったが金品よりも何らかの書類を捜していたらしく、周囲の紙束やデスクに被害者達の血痕があった。
毛髪等は見つからなかったが、警察機関はホワイトボードに『レ級参上』の落書きを発見した。犯人からの意味深なメッセージに捜査は難航した……。

……どうして泣いてるんだろう

【レ級だけど】猟奇注意【ヤンデレでいいよね】 Show more


どうしても突破したい海域があるのだが……と、ある提督は思い悩んでいた。
燃料……それは巨砲や艦載機を積める船からすればどうしてもぶち当たる問題である。
しかしそこへ鹵獲艦のレ級ちゃんは「私だけで出撃するから甲作戦でやろうよ」ととんでもない事を言い出し、メンテナンスの終わった艦載機を積み始めた。
秘書艦の霧島さんは「いくら燃費が良くて艦載機の積めるあなたでも無茶があるわ」と宥めようとしたその時、扉が大きく開かれた。
「誰が一人と言った?」
「オレ達はプロトタイプ様親衛隊!」
「解決の為やって来たぜ!」
「…………まあ報酬はそれなりにな」
「ヤセン!ヤセン!∠(゚∀。)」
そこに居たのはやたら個性的な戦艦レ級達。名前はそれぞれ以下の通り。
「あぶない戦艦レ級」(プロトタイプ)
「はぐれ戦艦レ級」
「はみだし戦艦レ級」
「もっとあぶない戦艦レ級」
「あきれた戦艦レ級」
「もっともあぶない戦艦レ級」

……霧島さんは泡を吹いて大破しながら倒れた。

今欲しい画集、えろ注意。 Show more