診断結果
要の菅大はお仕置きエッチ
「お仕置き中だって分かってる?」「わ、分か、やああああ…ッ!んぁ…」「お仕置きなのにイったのか」「っぁ、ごめ、なさ…」「躾直しだ」「いやッアアアア許し、あんぅぅ…ッ」
#らぶあまえっち
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@kudasaibot 楽しんでいただけたなら何よりです!❤
澤村大地誕生祭2015別バージョン9
もやもやとしたものが取り除けないまま、それでもなんとか数日で受験生らしい日常を取り戻していった。一月のセンター試験にはなんとか間に合いそうだ。ほっと吐息を漏らす。
集中力が切れた。手元に置いておいたサーモマグの中はとうにカラで。ちょうどいいから淹れに行くかと立ち上がる。
窓の外は見慣れた雪景色……に追加された見知ったシルエットが……ひとり……いや、三人? 一人は見間違うわけがないスガだろうけど、あの一つ頭が飛び出てるのはもう一人の天才セッター? で、ちらちらとぴょこりと跳ねるたびに揺れるおれんじ色は小さな身体に大きな羽根を持つ努力のミドルブロッカー?
なぜあの三人が、雪景色に混じり見え、る?
本日は師走が大みそか。
チャイムの鳴らされる音がとても遠くから聞こえた気がした。
澤村大地誕生祭2015別バージョン6
「……わかった」
そう返答し。軽く手を挙げて、「じゃぁ、またな」と身体の向きを自宅へと向け足を進めるしかできなかった。
おくびょうもの。
そう布団に横になってから、オレは今日を振り返り、自分をなじった。スガにあんな顔させたのはオレだ。
部員の前では出せなかった顔を素直に出せるのは今ではスガくらいだった。復活したと言っても旭はいまだに怯えるし。ちょーーーっと脅しただけであんの髭だけ生えたお子ちゃま野郎……。違う。今はスガのことだ。
三年間、色々あった。辞めたいとか一度も思わなかったと言えば嘘になる。でも、諦めないで上を見続けた先に見えた景色。
もうすぐ後輩を持つだろうあいつらが、最後にオレたちに見せてくれた頂きの景色。
尊く、気高い、漆黒の翼をもつ太陽がいつの間にか救ってくれた。勝利の味をカラスに教えてくれた。もう、落ちたカラスなんて言わせない。だれも、そのフレーズを忘却の彼方へ薙ぎ払う黄金世代が一歩、生まれる瞬間にオレたちは選手として支えられたことを誇りに思う。
澤村大地誕生祭2015別バージョン5
「ほーんと、あの二年間が嘘みたいだな……」
少し前までは当たり前だった帰宅風景、思わずこぼれてしまっただろう旭の声にそうだなと静かに返す。
始まりがあれば終わりも来る。宴の喧騒などなかったかのように雪道を肩を並べて歩いた。
分かれ道で旭と別れ、スガとしばし二人きりになる。
ふしぜんな沈黙。
「「あのさ……」」
そこでお互い止まった。降り出した雪に早く帰らなければ風邪をひいてしまうと、どうでもいいことを思った。
「なに?」
「や、そっちは?」
「……」
口を開いて、閉じる。を、二度、スガは繰り返した。
オレは、それすらできなかった。なぜだろう。現役だった頃にはいくらでも話したしさっきまでも話した。口を開いて、言葉を紡ぐ。それだけのことだろう?
なのに出来なかった。
「……やっぱ今日はいいや。帰るべ、大地」
オレたちが風邪なんかひいたらあいつらに申し訳ねぇべ。全然そんなこと思ってなんかいない。それだけは分かったけれど、眉をへの字にして笑顔を作り必死に取り繕うようなスガは見続けたくなかったから。
澤村大地誕生祭2015別バージョン4
なんてしんみりしてたオレを返せ。と、目の前のいつもの光景というか惨状を眺めながら……他人のフリがしたいが無理だなコレ。さすがに引き継いだばかりの現主将もまだ場を締めるには経験値が足りなさすぎるし、今それを求めては可哀想だ。
「……お前ら」
「「ヒギャっ! すんませんキャ……違うっえっと」」
「おーい。おまえらの今のキャプテンオレなんですけどー」
『デスヨネ!!』
自分ではない冷たい風を感じて震えあがる部員に、元キャプテンとしてはよしとした。
しんみりする前ほどではないが落ち着いてくれた様を見ていたスガと旭は。
「相変わらずおいしいとこ持ってくねぇ元キャプテン?」
「思わずオレも震え……」
「……旭?」
「ナンデモナイデス」
なーんて他人事だった。まあ、それが普通だよな。
オレたちはもう、現役部員ではない。卒業を待つ間は籍はバレー部員として存在しているだけのいわゆる引退した部員で本業は既に受験生である。
澤村大地誕生祭2015別バージョン3
じわり、このままじゃいけないと思い始めたのはいつからだったか。自主的に動き始めて、それでも足りなくて、もがいて、でも、巣から飛びたつひな鳥をあざ笑うかのような高い高いコンクリート壁や、そのコンクリートの隙間からするり伸びて足に絡みつかれる恐怖の日々。それでも、それを打ち消すように、消えてしまえと心の底からおびえながらも願った。
今は、こんなにも、こんなにも頼もしい連中が集まってくれた。来年も楽しみなチームを作り上げられたのが誇りだ。
諦めなくてよかった。こうして引退した三年も混じらせてもらって現部員の誕生日を祝う余裕すらある。
本当にいいチームだった。
オレにはもう過去形だけれど、それはもう役目を終えたからではなくて、繋いでいくものだと味を知ってしまったから、彼らの中から居なくなったわけではないんだなと、頼もしく、ちょっぴり嬉しく思える。
澤村大地誕生祭2015別バージョン2
「あーあ。影山も、クリスマスにまとめて誕生日祝われてた感じだな、アレ。」
ニシシと悪巧みが成功した清々しい顔でスガが笑いながら言い放った。その目線の先には戸惑うようにぎこちない影山と、主役よりも嬉しそうにまぶしく輝くような笑顔を振りまく日向たちが居た。
スガは、下から覗き込むようにオレを見上げて、「だべ?」って軽やかに同意を求めてきた。
「も」は、オレがそうだったからそうだろうという憶測でしかない。まあ、あのとてつもなく天才肌のぎこちなさを見る限り、そうだったんだろうなあと二年前の自分を思わず重ねてみてしまう。
当時……それこそ、烏野が地を這っていた時代。それが当て嵌まる時にオレは、現三年のオレたちは部に入部した。
練習すらもまともにできなくて、「地に落ちた」まで言われていた。
あの時の主将の涙や言葉は忘れもしない。
溝及
赦してなんて、言葉じゃ足りない。
だって、待った。充分待った。それに……。
負けたのは悔しかった。ただ、あの時、ほんのちょっとだけ、あっちが勝ってた。それだけだって分かってるのに。
涙は最後まで出なくて、でも泣きたくて、辛くて。だけど、見てるしかできなかった溝口くんのがもっと辛いのかもしれないって思いだしたら逢いたくなった。
負けたけど、負けちゃったけど、ねえ、俺、彼に会いに行く資格って、あるのかな……。逢ってもいいのかな。泣かないかな。泣いて、くれるかな。慰めて、くれるかな。
こんな俺は卑怯だ。分かってる。
でも、岩ちゃんでも埋められない隙間を埋めてくれる人って考えたら彼しか浮かばなかった。
会いにいくよ。
走って。
ねえ、抱き締めて。
また頑張るから。そのための、充電をさせて。
@kudasaibot もだえてもらえたなら嬉しいです!!! 二つに分ければよかったと後から気がついたのはナイショです(笑)
菅大カフェネタ
「これなら日向でも影山でも危なくないべ!」
そうスガがまず教えたドリンクは、手のひらサイズの小さな茉莉花茶。それは専門の職人の手による細工がしてあり、そのために結構お値段もするシロモノである。
「おー」
「すげー!」
その魔法のような光景に、二人から同じような感嘆の声があがる。
幅広く細工を選ぶことも可能なその商品の名前は工芸茶。
コレがまた、淹れるのだけはものすごく簡単なのである。
高さのある耐熱グラスに入れて工芸茶を入れ、お湯を注ぐだけ。コレなら確かにあの二人が淹れたとしても不安はない。
だが、もう一度確認しよう。単価が! 高い!!
「大地」
「却下」
「えー。名前呼んだだ」
「どうせ追加注文したいとかだろ! 却下だ却下!」
「……ちぇ」
店長は澤村である。そう簡単に主導権は渡せない。それが例え人気である飲茶デーのメニューであっても。
「簡単。あと黒茶、丸ごとひとつよりは安い!」
「次元が違う!」
「ケチ!」
「うっさい!」
「……なあ」
「……だな」
「ん?」
影山と日向はあっさり口を開いた。
「「仲良しですね!」」
そうじゃない。