カニバ!続きだ!
「オレにできることは、これぐらいだから」「お前が幸せなら、心臓なんていくらでもくれてやる」
自ら命を絶った🏈の遺体を前に、呆然と立ち尽くす🤕。もう、もう全部完全に壊れてしまった。鼓動の止まってしまった生温かい心臓を、いつものように抉り出す。あいつは何が好きだったっけ、肉ならなんでも食う奴だったよなあ、飯を美味そうに食う所が好きだった。優しくて、暖かくて、強い心が好きだった。そんな彼の心臓はもう、二度と動かない。
これが最後の晩餐だと決めていた。
けれど、彼と同じ所には行けないのだろう。死後の世界があるのなら、人を殺めた自分が行く先は、きっと。
「あいしてるよ、ウィル」
ぽたり。床にひとしずく、血か涙か分からない水滴が落ちた。