#pawoo人増えたし自己紹介しようぜ
ジョカゲのさくまさん受けの字書きというより絵が描けないアカウントです。
時々下品なことをつぶやく。
続きみたいなもの
ちなみに三好はマキさんの甥っ子。真木克彦の甥! みたいな感じでアイドルとしてデビューした後、舞台とかドラマとかでもキャリアを積んで、演技力も評価は低くはないのに、ずっと「甥」というレッテルが剥がれなくて、ちょっとマキを恨めしく思ってる。
ある日、佐久間さんとマキのマネージャーだとは知らないで知り合って、ちょっと生意気な態度を取りつつも佐久間さんは優しくしてくれつつ諌めてくれるから気になって仕方なくなる。
もちろんマキが黙ってなくて、大いに見せつけられた挙句、佐久間さんの立場を知るんだけど、それをバネにして、どんどん役者として成長して行くよ。
で、佐久間さんの弟で警察官やってる佐久間さんと、仕事の関係で会って「顔は似てるけどガミガミうるさくて苦手」って思ってたのに、D課の佐久間さんに守ってもらってガチ惚れするよ、みたいな話。
まきさく現パロっぽい妄想 かなり色んな設定モリモリ
マキさんは世界的に有名な俳優。演技力に加えて美貌、語学も堪能なので、日本国内で舞台をやることもあれば、欧州でも人気が高くて、親しくしてる監督からちょいちょいお声がかかる。
ずっと順風満帆だったかというとそうではない。じつは伸び悩んだ時期はあった。それを支え、世界に出て行ける役者にまで押し上げたのが、マキさんの敏腕マネージャーだと言われている。これは半分公然の秘密だけど、マネージャー氏とマキさんは恋人同士。
十年位前、マキはパリにロケに行っていた。容姿のイメージだけで決められる似たような役に飽き飽きしていた。滞在していたホテルのスタッフだった佐久間さんに出会う。どの客にも分け隔てなく接し、温かい笑顔を向ける佐久間さんに「俺だけのコンシェルジュになってくれ」とか何とか言って、ロケが終わっても宿泊を続けて熱意で押しまくる。
そして名目としては「マネージャー」として常に佐久間さんを隣に置くことに成功。佐久間さんが「よい」と言った脚本の作品には出て関心を持たないのには出ないことを徹底したら今の地位を築いていた、みたいな話。
まきさく+みよさく
D課っぽい妄想 その2
マキのことが忘れられなくなってしまう。
そのうち、ある連続殺人事件の捜査線上に、マキらしき青年が容疑者として浮かび上がる。例のバーで再会する佐久間さんとマキ。
「あなたは何者なんですか?」
「君が思い出したら教えてあげるよ。俺のことを、ね」
一方で三好は三好で佐久間さんを追って入庁したことがわかったり、意外と健気だったりで、何よりマキに似ているし、マキも三好に似ているしで自分自身の感情に混乱する佐久間さん。
そうするうちに、新たな
被害者が出てしまう。
「お願いです、あなたではないと言って下さい」。
事件の真相、そしてマキは何者なのかーー。
もちろんマキは犯人ではなく、犯人は別にいます。たぶんバレバレ。マキと三好はどういうのことなのかは、いちおう考えましたが、色々調べて書くのがメンドクサイのでいつかかけたらいいねえということで。ちなみに結城さんはお掃除のおじさんを装ったえらいひとです。お約束。最後はD課結成(日本語おかしい)でめでたしめでたしでおわります。
続かない(たぶん)
まきさく+みよさく
D課っぽい妄想 その1
佐久間さんはそれなり(入庁5年目)くらいの警察官僚。上司のむとたんはうざいこともあるけど悪い人じゃないし、若くして管理官になった及川さんからも良くしてもらえるしで、それなりに充実した官僚ライフを送っていた。
ある日、佐久間さんは三好という新人の指導を任される。三好は国家一種でトップ合格したのになぜか警察庁に来た変わり種。佐久間さんも同期から噂を聞いて関心を持っていた。
三好は確かに優秀だけど、皮肉屋で可愛げの欠片もない。新人故の虚勢という感じでもない。
ある日姿をくらませている事件の関係者を追って怪しげなバーに入ってしまった佐久間さん。そこで、三好そっくりな青年・マキと出会う。青年はおかしな連中を追い払ってくれて、佐久間に微笑みかける。
「三好?」
「それは君の友達。それとも恋人?」
「……部下です」
マキと三好は別人らしい。確かに雰囲気も服の趣味も全く違う。
「そう。危ないよ、君みたいな可愛い子は一人でふらふらしてたら狙われてしまう。こんな風にね」
キスされた後、驚く間もなく意識が落ちる。
いったん分けます。
かみさく
佐久間さんの愛が重い その3
「お前が望んだなら、俺は構わない」
「なんだよそれ!」
あまりにも理不尽な怒りが止まらない。
「お前が楽しく過ごして……俺のメシを食ってくれるだけで幸せだった。重荷になっていたなら、もう止す。すまなかった」
「違うよ!」
喉が裂けるかと思うほどに、神永は捲し立てる。
「あんたはどうなんだよ! 俺をどうしたい!」
佐久間は目を瞠った。青い瞳が恨めしいほど美しい。
「責任なんて、寝言いわないで下さいよ! アンタを手篭めにしたのは俺のほうなんだ!」
「神永」
「うるさい!」
「……わかった、わかったから」
骨っぽい指が、神永の目元をそっと拭う。
「頼む、泣くな」
神永は言葉を失う。目の奥が溶けるように熱いことにようやく気付く。
「お願い、だ……」
幸せなんてどうだっていい。ただ。
「あなたの気持ちが聞きたい」
「俺は……」
背中に回された手は震えている。このまま心臓が止まればいいと思うほど、幸福だった。
それさえ罠だと君は怒るだろうか。どうか、甘い我が儘で振り回して。その唇で呪いみたいな愛の言葉を吐いて欲しい。
たぶん終わり
かみさく
佐久間さんの愛が重い その2
「では、これで」
「待って下さい」
いつものように温め直したカレーをよそい、冷やしておいたサラダを出して、神永が平らげるのを満足げに見守ると、佐久間は立ち上がった。その肩を掴むように、神永は引き止める。
「お話ししたいことがあります」
大きな目がますます大きく見えるほどに目を見開いて、佐久間は神永を振り返る。
「すまん。味が濃かったか」
「違いますよ」
「では、どうした?」
心底不思議そうに、佐久間は首を傾げる。神永の苛立ちは、頂点に達した
「アンタ、重いんですよ!」
「神永?」
「毎日俺の帰り待って、飯作って、俺にあわせて。なんも言わないでなんもしないで帰って行くだけで……なんなんだよ、アンタ!」
佐久間は瞬き、ごく一瞬眉根を寄せ、目を瞑り、息を吐いた。
「すまん……迷惑だったか」
「違う!」
そんな顔をさせていわけではないのに。堰を切ったようとまらなかった。
「俺が遊んでるの知ってるでしょ。どうしてなにもいわないの? 鍵、渡しといて……あんたのこと抱いといて、勝手ばっかりしてるのに、俺のことを責めないんですか?」
たぶん続く
かみさく
佐久間さんの愛が重い
「お帰り、遅かったな」
仕事が早く終わると、佐久間さんは必ず神永の自宅で料理を作って待っていてくれる。
「今日は肉じゃがだ。口に合うか解らないが」
「……いただきます」
うまい、と小さく呟くと、佐久間は嬉しそうに頷くだけだ。神永が食器を洗っていると「じゃあ俺はこれで」と帰ってしまう。
毎回、神永は聞き損ねてしまう。
「どうして」と。
佐久間と寝たのは酒の勢いでだった。翌朝、頭を抱える神永の隣で、佐久間はしごく真面目な顔で言った。
「まずはお前の両親にご挨拶を」
必死に止めて流れたが、責任はとる、と佐久間は何度もいった。念のため、抱いたのは神永のほうである。
どうしてこんなことに。
独りきりの部屋で、神永は頭を抱えた。
佐久間は何も言わない。どんな時間に戻ってこようと、何をしていようと、だ。今日だって、合コンだった。自分でも解るくらい酒臭かったはずだが、やはり佐久間は何も言わないのだ。
神永は目を閉じた。陸軍中尉だったころのあのひとは、おそろしくドライだった。頼めば寝てくれる。だか一緒に眠ってくれたことは一度もなかった。
多分続く。