俺は毎年除夜の鐘をついている。
そのため1人で夜遅くに鐘のある寺まで行くのだが、少し距離があるのだが、道すがらいつものように今年を振り返る。
嫌だったこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、辛かったこと。それらを振り返っているともう寺が見えた。
実は俺は初詣にいかず、願い事もここで願うので、神聖な雰囲気がとても新鮮だに感じる。
既に10人程度の人が鐘をつくために並んでいる。俺はその最後尾に並んでは、先程の続きを振り返る。
続きと言っても決まっていつも今年関わってくださった方々との思い出を振り返っている。ネットやリアルを問わずに。
そうしてその人たちとの関係や幸せを願い、今年も俺は鐘をつく。

今回のワンドロのお題見てふとある作品のクロスオーバーを思い付いたがわかる人少ないし、何よりも1時間じゃ足りない

ああ、ワンドロしたいのにお題が難しい...

着古したセーター。

終いに結んだ目を切り、ゆっくりと解く。

母さんが編んでくれたセーター。

寒い日はこれを着て、外で走り回った。
母さんは「転ぶわよ」と笑いながら注意した。

丁寧に、丁寧に解く。

走り回って転んで膝を擦りむいた。
泣いたのは痛みじゃなく、母さんが編んでくれたセーターが汚れてしまったのが悲しかった。

全部解き終わり、セーターだった毛糸を沸騰しているヤカンの蒸気にあて、再生させる。

雪が積もり、家族みんなで雪合戦をした。

ふっくらとした毛糸を、くるくるとまとめる。

雪が降りそうな日に、母さんと出かけた。
母さんとつないだ手。

編み棒を取り出し、一目一目ゆっくりと編んでいく。

背が伸びて、セーターが着れなくなった。
母さんはまた作り直そうねとセーターを畳んだ。

せっせと編み込んでいく。

あの日。
母さんが死んだ。
セーターは作り直してもらえなかった。

「ふぅ…」
最後の一目を編んで、結んだ。

「母さん、初めて編めたよ…」

ちょっとでこぼこの、長いマフラー。

母さんとの思い出と共に。
また歩いていく。

「ペンは剣よりも強し、とはよく言ったものだな」
苦笑とともに思わずそんな言葉が零れる
昔こんな言葉を言うものを愚か者と斬り捨てた事があったが、なるほど今にして思えば愚か者は儂の方であったか
かの王国もここまで王族の愚行が明るみに出てしまってはどうしようもあるまい
戦において負け無しと詠われた王国が血を流すことなく崩壊して行くとはなんとも愉快なことではないか
「失礼します」
「ああ、すまない、もう少しで書き終わる」
「いえ、お気遣いなく、それよりもいつになったら先生はその情報の仕入れ元をおしえてくださるのですか?」
「それは然るべき時が来たら言うからまた待ってなさい、ほれ、これでいいかね」
「はい、ありがとうございます、そうですか、まだ教えてはくれないのですか...」
「ああ、とはいえ君の事だもう大凡の予想は付いているのだろう?」
「いえ、私などでは皆目検討もつかなく」
「...そういうことにしておくとするか、まあ、気をつけて帰るんだよ」
「はい、ありがとうございます、では失礼します」
ああ、彼は儂の若い頃に似すぎている、だからこそ伝えてはならない、この復讐者の事は
#ワンドロ

人生というものは何が起こるか分からないもので。
肉親の一人も居らぬ私が、村の掟のために「鬼」に嫁いだわけですが。
この「鬼」、怖い存在かと思いましたが、意外なことにとても可愛らしいところがあるのです。

「…華涼は、好いとるやつでもいたのか?」
唐突に聞かれて、私は思わず相手の顔を見つめてしまいました。ボサボサの髪に隠れてしまいそうな小さな角を生やした異形の者である彼は、じっと私を見つめます。
「…紅蓮様、あの、質問の意味がよく分かりません」
そうお伝えすると、彼は半開きした目で私を見ます。
「だから、華涼は俺のところに来る前に好きなやつでもいたのか、って聞いているんだ」
ジト目で見てくる彼の言葉に、私は何かに気づいてにっこりと笑いました。
「いましたよ」
「……そうなのか…」
あからさまに落ち込む表情をする彼に、私は続けました。
「とても明るい方で、笑顔が印象的で、出会ってすぐに料理を作ってくれとお願いされました」
「…え?」
「かと思えば、少々強引なところもあって…私はその時この方に嫁ぐ決心をしました」
「そ、それって…」
「紅蓮様、あなた様ですよ」

寂れた校舎の分館、その中で一番寂れた理科準備室。
つい昨日までは僕らすら知らなかった場所だ。
琴音さんと付き合ってもう2ヶ月、今日こそは…!
「涼くん、デートは良いけど、こんなところで…あの…どうしたの…?」
いつもながら琴音さんは本当に綺麗だ。
神様、俺に勇気を下さい!
“ドンッ”
僕は琴音さんの背にある古い薬品棚に両手を突き出す。
「りょ、りょう、くん…?」
「琴音さん、目を閉じて!」
思わず声がうわずる。琴音さんも察したのか、真っ赤に頬を染めて目を閉じる。
本当に綺麗だ…
「き、キス、するね!嫌なら嫌でいいから!」
よくやった俺!もう今日の俺たちは世界の中心だ!
…ジー…
後ろから視線を感じる…?
振り返ると、背の小さいおかっぱ頭の女の子がジト目でこちらを見つめていた。
「あのー、お邪魔しないようにしてたんですけどー、そこの薬品使わないと今日の部活おわんないんで」
「「え“」」
僕と琴音さんは思わずハモってしまった。
「はいごめんなさいね〜、よっこいせ。はい、じゃあ続きどうぞ〜」
これが僕らと不思議な「第2化学部」の部長との出会いだった。


「今回のお題はジト目らしいですよ?」
「それ俺ら側がする話題じゃないだろ!しかもこの文字数でどうオチまで持ってくつもりなんだよ!」
「ふっふっふ、そこに関しては私ぬかりありませんよ!」
「ど、どこから湧いてくるんだその自信は...」
「既にジト目な気もしなくもないですが、いいでしょう!そこまで言うのなら聞かせてあげましょう!」
「いや別にそこまで言ってないし、聞きたくもないんだが...どうせ見切り発車でしかないだろうし」
「...」
「え!?なんでお前が俺にジト目向けてるの!?」
「いえ...私が自信満々に、なぜなら見切り発車だからです!って言って貴方にジト目させて終わらすつもりでしたのに...」
「いや、それ別にオチてないからな?てか、一度それで書いてしっくり来なくて書き直したの知ってるからな?」
「そういう事言わなくていいんですよ!というかメタ発言キャラを被らせないでくださいよ!」
「仕方ないだろ!キャラ付けできてないんだよ!」
「というかどうオチ着ける気なんですか?」
「知るか!俺に聞くな!」
「まあまあ、落ち着いてください、オチだけに」
「つまらないギャグを言うんじゃない!」

Pawoo

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