琴里和水 @kotosato4227@pawoo.net

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[R-18] コミティア122新刊のお知らせ | 雨山電信 -18 pixiv.net/member_illust.php?mo

11月23日に開催されます「コミティア122」に弟の雨山電信共々サークル参加させていただきます。サークル番号V16a「雨山電信社」。
新刊は小説本です。タイトルは「ゆれほよ!~幽霊博士に抱擁を~」。
琴里の小説+雨山の短編漫画、更に当シリーズで世界観とキャラを共有しております助手pixiv.net/member.php?id=146571さまのゲストイラスト&漫画という構成となっております。

pixivのほうで『幽霊博士に抱擁を』とタグ検索していただければ、この本の中身の9割以上を御覧いただくことができますが、雨山の扉絵や助手様のゲスト原稿は本当に素晴らしいので是非とも同人誌を御覧いただきたい!
あ、琴里の書下ろし掌編も4ページ掲載されておりますw

pixivに投稿しました AV 変えるの往時様(万物流転) pixiv.net/novel/show.php?id=10

「ええと――ああ、そうだ。やることは結局同じなのに、お前どうして、待ってる時だけ禍々しいんだ?」
「は? え? あの――えっ、あの、どういう意味ですか?」
「いや、だから」
 暈さんはいとも可愛らしく口をとがらせた。
「お前が先にこの部屋に入って私を待っている時、異様に禍々しいんだ」
「禍々しい、って、あの、それは――もしかして私が?」
「他に誰がいる」
 暈さんはむっつりとむくれた。
「お前がこの部屋で私を待ってる時はな、この部屋の扉の隙間から瘴気が漏れ出てくるのが見えるような気がしてすごく気持ちが悪いんだぞ!?」
「えっ、あっ、うぅ、それは……返す言葉もございません……申し訳ありません……」
 心当たりしかなかったので、何も反論できなかった。

pixivに投稿しました 神様なんて見たことないけど その20 pixiv.net/novel/show.php?id=10

「どうしてだか、は、わからない。その――もう、年なのに、年甲斐もなく、と、自分でも思う。けど、その――明け方、目が覚めて――一人で――傍らに、誰もいなくて――」
「――」
 俺がいるだろ――って、思わず言いそうになった。
 あんまり――寂しそうな顔してたから。
「体はあたたかいのに――寒くて――胸の中を、冷たい風が吹き抜けていくようで――誰かの体を抱きしめたいのに、私の隣は空っぽで――誰かに――誰かに、抱いて欲しくて――体の芯は冷たいのに、肌は火照っていて――なんだか、その――うずく、というのかな。とても――落ちつかない気分で――そんな時」
 アンツは、照れたように笑っていた。
 なのに――胸が、痛くなった。

【ゆめのはなし】械合わせ | 素粒子 pixiv.net/member_illust.php?mo

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pixivに投稿しました 神様なんて見たことないけど その19 pixiv.net/novel/show.php?id=10

 こんなこと、したこと、あったっけ。
 今までつきあった連中と、こんなところで、一緒に紅茶を飲んだりしたことなんて、あったっけ。
 ――ない、かも。
 うわあ。
 俺ってけっこう、経験乏しいのかも。
「――昼間の星、というのも」
 アンツは、笑った目のまま言った。
「なかなか、いいものだな」
「ああ。たまにゃいいだろ、プラネタリウムも」
「あれほどの星は、今はなかなか見られないものなあ」
「――宇宙じゃ、星はまたたかねえんだよな」
「ああ。大気がないからな」
「一度――見て、みてえな」
「ああ――見られると、いいな」
 夢だ、夢。
 ガキの、夢。
 それを、最近、なんでだかチョイチョイ思い出す。
 なんでだろ。
 へんなの。
「流れ星って、見たことあるか?」
「ん? いや――たぶん、ないな。君は?」
「俺は、あるよ」
「へえ、何か願ったのか?」
「うん。『また流れ星が見たい』って願った」
「あっは、なんだか君らしいな」
「そうか?」
「なんとなくな」

pixivでブックマークしました 草原 | bild pixiv.net/novel/show.php?id=99

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pixivでブックマークしました 君は僕のもの | bild pixiv.net/novel/show.php?id=99

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pixivに投稿しました 【H&V】あなたのための特別な日(その20) pixiv.net/novel/show.php?id=10

「俺、さ――みかっちの中に何人もいるっていうの、知ってるつもりで全然わかってなかった。俺、勝手に、みかっちの中にいる、他の、えーと、他の人格、でいいのか? 他の人格連中はさ、みかっちが異能を使う時だけ外に出てきて、人形の中に入るのかと思ってたんだ。けど――全然違ってた。いや、違ってたっつーか、全部じゃなかったんだ。俺は、ほんのちょっぴりしか知らなかったし、わかってなかったんだよ」

 日向は軽くかぶりをふった。

「みかっちにあきれられたよ。そもそもみかっちの中には『ニューエイジ・クライシス』の前からずっと、何人も何十人もいたんだ、って。異能があろうがなかろうが、そいつらは変わらずそこにいるし、みかっちはそいつらを守り続けるんだ、って。あ――いや、ちょっと違うな。みかっちはそんなふうには言ってなかった」

 日向はしばし眉根を寄せ、水鏡に言われたことを思いかえしているようだった。

pixivに投稿しました 神様なんて見たことないけど その18 pixiv.net/novel/show.php?id=10

「ああ――いい風だな」
「――だな」
 俺の髪が、サァッと風になびく。アンツの髪は、整髪料でキッチリ後ろに撫でつけてありやがるもんだから、ソヨッともしやしねえ。
「なあ」
「ん?」
「写真、撮っていいか?」
「ああ」
 うなずいたアンツは、自分にレンズが向いてるのを見てきょとんとした顔になった。
「なんだ、私を撮るのか?」
「他になに撮るっていうんだよ?」
「それは――風景、とか」
「俺、そんな枯れた趣味、ねえもん」
「風景写真は別に、枯れた趣味ではないと思うが」
 首をかしげるアンツに、シャッターを切る。
「あ、こら、撮るなら撮ると、前もって言ってくれ」
 口とんがらかしてる顔目がけて、もう一回。
「こら、よせ」
 アンツはそっぽを向いた。
「人が油断しているところを撮るなんて、よくない趣味だぞ」
「いーじゃん、別に」

pixivでブックマークしました 私達の家 | bild pixiv.net/novel/show.php?id=99

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pixivに投稿しました CO メビウスの日常(これはおそらく無用の用) pixiv.net/novel/show.php?id=99

「五本目のにんじんをみじん切りにし始めたところから、あ、これは何かちょっとまずいことになっているのかもしれない、と思いはじめ、五本目が完全にみじん切りになった時、あ、やっぱりこれはまずいことになってる、と確信しました」
「そもそもにんじんで何をつくるつもりだったんだね?」
「ええと――たぶん、キャロットラペでもつくるつもりだったんだと思います」
「きゃろっとらぺ?」
「あの、ええと、こういう――あ、画像出ました。こういう料理です、はい」
「……全然みじん切りに見えないんだが」
「はい。みじん切りじゃなくて千切りにするんです」
「なんでみじん切りにしてしまったんだ?」
「それがわからないんですよねえ……ラペをつくるつもりでにんじんを出したのに、なぜだか凄い量のみじん切りをつくりあげてしまっていたんです……」
「なんというか、聞くだに相当まずい事態に陥っていたんだな、君……」
「そうなんでしょうねえ。今となってはあまり思い出したくもありませんが」

Credens justitiam | 惑星ハーブティ@fanbox始 pixiv.net/member_illust.php?mo

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