降谷夢ネタ・爪先立ちの恋(1)
ベル姐さんに育てられた少し常識の欠けた夢主と降谷さんのお話
組織の人間だけどコードネームがあるわけでなく、それをもらうために任務が下る。それはターゲットを殺すことで殺す方法は学んでたけど実践するのは初めてな夢主は、なんとか任務をこなすことができたけれど何かポッカリ穴が空いたような空虚感を味わう。
落ち着かなくて街中を彷徨ってると人気のない場所で同じように彷徨う男性と出会う。なんとなく同じ空間を共有しながらポツリポツリと心に溜まっていることを話す二人。
男性は降谷さん。組織に潜入が決まりあらゆる人間関係を清算しろと言われ、気持ちが追いつかず誰にも言えなくて彷徨ってた。
殺人を犯したこと、警察官であること、そういう特定できることは二人とも喋らない。ただ、曖昧にボカして喋るだけ。でもその時間が自分の心を整理するのに必要だった。
約束はしない、ただ偶然会える時だけ……二人はそれからも密会のようなものを続ける。連絡先も知らない。ただお互いの呼び名だけ教え合う。
夢主「(もらったコードネーム)」
降谷「ゼロ」