銃兎と目を会わせられないじろちゃん可愛いな。
バトルの時はキスしそうなくらい近づけるのにそれ以外は全然ダメで近づいて来ただけでもおろおろして三郎を盾にする。絶対に目を会わせないし近くで顔もみれない。だって心臓爆発する。部屋にはスクラップブックが何冊もあって全部銃兎の切り抜きとかポスター。部屋に気に入ったやつ何個もはってて三郎にドン引きされてる。
バトルのあとは今日の銃兎さん報告をポスター相手にしてる。今日は髪が少し乱れてたとか、いいにおいしたとか、ちょっと声掠れてたから風邪かな?大丈夫かな?とか今日は新しいスーツだったとか…。
報告が終わるまで部屋から出てこないからイチくん苦笑して三郎と先にご飯食べる。二人ともお風呂に入ってもう寝れるよってなったところでやっと部屋からじろちゃん出てくる。自分でごはんあっためて食べて片付けます。
サマイチ、デート②
チケット代そこそこするし、それに、左馬刻とデートって初めてだ。きゅっとガイドブックを握る。いつも家とか近所に買い物いくとかそんなんばっかでちゃんとデートしたことねぇ!ってごり押しした。
別に、いつものが嫌だって訳じゃない。家で一日中くっついてんのも好きだし、買い物も、なんか夫婦みてぇってくすぐったくって幸せだ。でも、やっぱり好きなやつとはデートしたい。それでデートのど定番、夢の海に行く。楽しみ過ぎてガイドブックが付箋まみれになってしまった。
ゲートをくぐっていつもと違う世界に浸る。
ゆっくりとした音楽が流れ正面には時々、煙をはく山がそびえ立つ。
じーんと感動しているとか頭に何かのせられた。
「おら、こういうの好きだろお前」
「!!え?あんたが買ったのか??」
「わりぃか」
キャラクターがちっちゃくなって上に寝そべって乗っかってる帽子だ。
ここに来たら絶対かぶろうと思ってたやつ。
まさか、買ってくれるなんて思ってなかった。
「あ!なぁ、左馬刻もかぶろうぜ!」
「あ?なんで俺様がそんなもん」
「いーじゃねぇか!おそろい!な?だめか?」
デート(挫折したので供養させてください)サマイチ
朝から二郎がそわそわしていたのは知っていた。いつも着ないようなすっきりとしたシンプルな服に袖を通して幸せそうに笑っていたしそんな弟を見て兄ちゃんはほっこりした。ああ、デートなんだなって。元気に出ていく二郎を見送って俺も準備する。三郎もデートみたいで早朝に出ていった。五時前にでていったけどどこ行くんだ?いや、まぁそれはいいとして俺は浮かれている。スマホに連絡が入った。ガイドブック片手に家をでる。
「おはよ!左馬刻!!」
「さんをつけろっつってんだろ、早く乗れ」
にこにこ顔の俺に呆れながらも助手席を示される。
つい最近、ここは俺の指定席になった。
俺の要望で左馬刻はいつものアロハを着ていない。Vネックのカットソーからうかがい知れる左馬刻の締まった身体が男の色気を増幅させていて顔が熱くなった。
くそ、やっぱこいつかっけぇ…。
手の甲をほっぺに当てて熱を冷ます。
「おい、風邪か?いくの止めるか」
「風邪じゃねぇ!ちょっと車んなか熱かっただけだ。」
止めるなんて冗談じゃない!この日をどれだけ楽しみにしていたと思ってんだ、左馬刻は!!
はーとのバリエーション豊富過ぎない?
文字書きです。
ヒプマイ
サマイチ、銃二メイン。