「っ、ア、や。ヤ! 尾浜せんぱぁ……ッ!」
「ンー? 大丈夫。ダイジョーブ」
ペロリ、と上唇を舐め。勘右衛門は右手で額にかかる前髪をかき上げた。滴る汗が引き締まった胸板を下っていく。下半身は膝上に皺を幾重にも作っているブラックデニム。紺青色のボクサーパンツは下され、その中に収まり切れなくなった勘右衛門の自茎がそそり立っている。
「乱太郎、まだ精通してないもんなぁ? …っ、ふ。今、から射精させ、てやるから」
ふっ、ふっ、と興奮を載せた吐息を切れ切れに年上は膝をさらに進める。ワンルームのベッドの上、後輩である乱太郎は膝を立てさせられ仰向けの状態で勘右衛門の姿とは反対に下半身には何も纏わず、上半身もボタンが全て開かれた真っ白のシャツを肌蹴させられていた。
幼年の身体は感冒の如く発熱し、早い呼吸に息を切らして震えている。
「あっ、あっ。や、ヤだ。やぁ、ん…っ!」
「いいこ、いいこ。そのまま、大人しくしてな」