鬼滅ネタ時透視点(短い) Show more
彼女の口元を彩る、一線の鮮やかな紅。その色が、やけに頭へと焼き付いている。
あんまりにその紅が妖艶であるものだから、あんまりにその紅が綺麗に笑うものだから、記憶の片隅に残っては離れてくれないのだ。
時透無一郎は、彼女の名前でもなく声でもない、その紅だけをいつまでも覚えていた。
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