「〜っ、おぉっと!忘れてた!着替え、着替え」
「キッド様、宝飾品はこちらに」
「お召し物はこちらで!」
「庶民の服もお似合いですわ」
「ほんと、素敵!」
頭から黄金と宝石が着いた冠を首と手首から幾重にも連なる宝具を外しては侍女に預け、真っ白な贅沢に布を使用した正装を剥ぐように歩き脱ぎつつ侍女に渡し、逆に侍女から柔らかな綿の服とゆったりとしたズボンを受け取っては身に付ける。
「御髪!御髪!キッド様」
鏡を抱えている侍女に言われ慌てて後ろに流している髪をガシガシと乱した。よし、OK。
王宮が置かれた敷地の外れ、後宮とは真逆に位置する美しい庭に両親が新婚気分を味わいたいという理由で建造された平屋(炊事場、風呂、寝室、書斎、居間)へと自然と駆け足になる。
扉に多重にかかる布の前で息と髪を整える。そろりと開けて中に入り迷わず寝室へと向かった。
「起きたね、気分はどう?」
ぼんやりとベッドの上にいる美しい姿にほぅと息が零れる。白い肌に艶やかな黒髪、開いた瞳がこんなに綺麗な蒼だとは思いもしなかった。
「……あぁ。ここは…?」
硬い声だ。まぁ、無理もない。
「俺は、キッ……カイト。ここは俺の家、かな」
薬物耐性つけてる快斗がめちゃくちゃ好きやねん。普段からこっそり慣らしてるのめっちゃ好き。新たな毒物を始める時は少量で薄めてても熱出したり吐いたり冷や汗ダラダラで苦しむんだけど徐々に濃度も量も上げていく。その過程で症状や味、香り、刺激とか全部記憶するけど一応と手書きで残したりしてて…。神経毒系から麻薬系から催淫系まで耐性付けてて…。何らかの事件に巻き込まれたりなんかあったりで新一をかばって快斗が毒物に侵される事になるんだけど、出てきた症状で「あぁ、○○系の毒物か…」ってケロッとした顔で言うし「○○分経過でこれなら問題ないな」とか言い出すんだ。どういう事だ?ってなる新一に「別に、この毒の味を知ってるだけだよ」って二ヘラって笑う快斗に毒物系に耐性が?知ってるって事は慣らしたのかって気付いた新一はぐっと唇噛んで快斗を睨むしか出来ないし、記録したノートを見付けた時は今にも泣きだしそうな顔で快斗を怒って欲しい…!
お付き合いしておせっせし始めた頃は気持ちいいよりも恥ずかしいが強くて「んぅ、ぁ」くらいで声を押し殺してた新チャなんだけど5回目くらいには短く喘ぐようになって10回目くらいには抑えられなくて高い音程で喘いじゃって20回目くらいにはイクって喘ぎの合間に言うようになって30回目くらいにはダメって言うようになるわけで40回目くらいには呂律回らず喘いじゃって50回目超えたあたりから声抑えるってどうしてたっけ?くらい甘い声が出るし呂律も回らないし態とイイ所からずらされるとやだぁってなるしイイ所突かれるとだめっだめって可愛くなるんだよ…鍛えられた快斗の背中に腕回してぎゅぅーって抱きつくし細く見えてがっしりしてる腰に脚回しちゃうしで回数重ねる事に快斗も新ーにメロメロになるからWin-Winじゃん!
声が出ない新ーの続きの続き(快新)
@funky801_u おはよう、早起きだなって笑う快斗に言葉を返そうにも声が出ずそう言えば出なくなってたと目を瞬かせる新ー。いつ帰ってきたとかおはようとかショーはどうだったとか週刊誌にすっぱ抜かれるとか鈍ってんじゃねぇかと色々言いたい事はあるが開いた口から音は出ない、仕方ないと苦笑するだけの新ーにキョトンとして首を傾ける快斗。まさか声が出ないなんて事を考えが至るわけなく何かしたかと色々と考えながらも朝食と珈琲を用意して新ーの様子を観察、新ーは久々に美味しい珈琲と朝食にご満悦と行きたい所だが美味しいも言葉としては出てこず息を吐くだけ。「えっと、新ーもしかして週刊誌のやつとか気にしてたりする?他のスタッフも一緒にいたやつとか打ち合わせのホテル入る所とか上手く切り取るよね。スポンサーの知り合いとかでみんなで食事したりはしたけど…週刊誌が書いてるのは事実はひとつもないんだよなぁ…俺の恋人は新ーだし」黙っているのが怒ってるのか拗ねてるのかと思われたらしいとわかったものの答えられる声は出ず、なんだそれ浮気の言い訳かよと聞いてて眉を寄せたものの事実無根は承知してる
とうの昔に成人を迎えた腐った世界の住人
▶︎快新(K新・Kコ・快コ)※黒羽(KID)推しです。
(快新過激派なので左右逆転NGです!快は左固定)
自衛、回避は得意です。古の腐女子なので( ˘꒳˘)