ふぇらする4章後あるろす
傾きかけた陽が差し込むオレンジ色の室内。目の前の真っ黒なパソコン画面にうつるのは顔を真っ赤にし、快楽に耐える自分の顔だ。情けなく歯を食いしばるその表情は見られたものではなく、マウスかキーボードを押してスリープ状態を解除したいのに指は彼の髪をかき乱すのに忙しく叶いそうにない。
「ゆーひゃはんまられふか」
「うぁ…しゃべらな…っ!」
上目でこちらを伺う赤に心臓がさらに跳ねる。思わず力が入った指先がロスの髪を引っ張り、先端に歯を立てられ悪循環。
舌打ちの代わりに鼻を鳴らしたロスは再度その赤い唇いっぱいにボクのペニスをくわえ込んだ。口まわりと手はすでに先走りでべちょべちょで、椅子の下にまで垂れている。
ここは健全な仕事場のボクの部屋なのに、デスクの下には着衣を一切乱さないロスが不本意そうな表情でボクのものをくわえる卑猥な光景。その背徳感に背筋が震える。仕事中に思い出したらどうしてくれるんだ。
そもそもなんでこうなったかというといつもの売り言葉に買い言葉で、気付けばこの状況。お互いに引っ込みがつかなくなったというのが本音だ。
固定厨、多数地雷持ちの腐女子。アルロスが好き