(続き)
「く、あぁッ!!出る!出るッ!慎吾!!」
「んんッ…!あっ…!おれもイクッ!!」
お互いの腹に盛大に白をぶちまける。慎吾はおれに凭れ掛かり息を整えた。慎吾の息遣いが間近に感じられる。そのまま寝ようかと考えたが腹の上にぶちまけたものを思い出し慎吾を避ける。
「おい、動くなよ…!」
「出したものそのままにしておけねぇだろ。うわ…結構やっちまったな…」
ティッシュで拭き取るとおれは慎吾の身体に付いた精液も拭き取る。
なんでおれがこんなことしなきゃなんねーんだよ…。というかなんでこんなことに…。
「おい!寝るな!起きろ!!このまま寝んじゃねぇ!」
「うっせぇな…」
「おれ先にシャワー浴びるから上がったらお前も入れ」
「わーったよ…」
おれは慎吾を置き去りにして風呂場に入る。シャワーのコックを捻り湯を浴びながらひとり深くため息をつく。
「はぁ…やっちまった…。」
昨日、酒の勢いとはいえ慎吾とあんなことしちまったし。慎吾のやつも、あんなことがあったあとになんで…。
(続く)