涼しくなったの本当にありがたい…



一面の草原。ときおり吹いてくる冷たい風に、小さく揺らされている。

「さあ、行くわよ!マツムラ!」

赤いくせ毛の少女は、楽しみで仕方がない、もう我慢出来ないとばかりに全身からワクワクを漲らせている。

大きな声で呼んだのは頼り甲斐のある相棒のマツムラ。七つの頃に知り合ってから、もう4年がたつらしい。
全てはこの日にの為に。と入念に準備を進めてきたそれが、今日飛び立つというのだから、浮き足立つのも無理はない。

なんて、冷静を装っている僕でさえ朝からワクワクしっぱなしなのだ。どうか成功しますように、純粋で汚れない彼らの願いがどうか叶いますように。心から、そう願う。

「今いくよ!今日はいい風が吹いている、最高のフライトになるだろうね!」

そう言いつつ、身支度を整え顔には既に立派なゴーグルがかけられた少年マツムラがガレージから駆け出す。

さあ
エンジンも好調
空も快晴
飛び立とう!僕達の夢を叶えよう!
少年と少女の愉快な旅が、今始まる。

Pawoo

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