はいむら @2075642@pawoo.net

二年半前のラフが見つかった。前のウアサハがあんまりだったので、こちらを加筆してみようかな(※今すぐは無理ですが): pawoo.net/media/BO666JZHEHxhOa

oO(はいむらが『新約』以降からトーン=黒ドットの網点を採用している理由もコレです。用紙上でのグレースケール再現性がイマイチな感じがしたので…。

しまった、『四分の一』だ…つまり「256階調中64階調ほどが、近いけれど、違ったトーンになる」という事ですね。

地味に厄介なのが電子書籍で、こちらは(閲覧するモニタの質にもよりますが)比較的正直に出力されてしまうため、用紙出力では見えなった粗が見えてしまったりもします…。

【ラノベイラストにおける問題・その4】「中間調、思ったより少ない」問題:使用されている用紙と用紙自体の色の質から「限りなく白に近いグレー」は白になり「限りなく黒に近いグレー」は黒になり、途中の階調も“飛び石状の抜け”が生じる…というお話。体感的にはデジタル256階調のうち、四分の三ほどが再現できない感じ?

とにかくラノベの挿絵は「間の表現(←これは本文の方でよろしくやってくれる場合も有ります)」と「広さ、大きさと言ったスケール感の表現」が難しい分野であるなぁと思ったり。

【ラノベイラストにおける問題・その3】「物理または心理的な"距離"の表現」問題:相対距離の離れた人物を1枚絵で捉える場合、前出の顔見世以外に"紙のサイズの小ささゆえ、広い空間を取る事が物理的に難しい"…と言うお話。

脳内構図出しで絶賛煩悶中。

文章の添え物である挿絵はとりわけ「文章の内容を解りやすく補足すること」を要求される、とでも言ったら良いのか…はいむらは「ラノベのイラストは『名刺』のようなもの」と各所で述べていますが、まぁ、そんな感じです。

この辺の問題、実はキャラに対する理解や周知が重なれば(つまり「巻数が重なれば」)、割と大目に見て貰えるお話でも有ります。逆に言えば"序盤"ではこれらが著しいハードルになる、と言う事でも有ります。:ラノベの挿絵にキャラのバストアップが多いのには、単なる省力以外にもこういった諸事情が有る…と言うコトですね。

その2の変種として、例えば「バカでかい獲物を持った人物」を描く場合、互いのスケール差で獲物が画面内に収まらなくなるor人物描写が小さくなる…とか、「怪獣や巨大ロボを見え見上げる人間」の一枚絵は、どうカメラを回しても人間側の表情が描けない…と言ったケースも有ります。

【ラノベイラストにおける問題・その2】「炬燵、または雀卓」問題:←ちょっと解りにくいかもですが、漫画のように細かくコマを切ってカメラを変転できないイラストの場合は、「正対する人物同士」の顔を1枚の絵に納める事が一気に難しくなる…と言うお話。

【ラノベイラストにおける問題・その1】「場面的にはどう考えても映えるんだけど、キャラの顔を移さない方が絶対に良いシーン」問題。:コレは少し前で述べた、顔見世と場面見せが相克になる…と言うお話。

うーむ、今回は挿絵の選別で迷いが出てしまった…。

読む側の関心って、大半は「そのキャラクタが、どんな“顔、表情”をしているのか」に注がれちゃう(それ自体は特段悪い事じゃないですよ?)ので、顔見世に適さない絵はたいてい候補から外れてしまうんですよね。

現行の下読みをする都度「むぅ…ここのシーンってスゲー“映える”んだけど、キャラの顔見世にはならなさそうだから“イラスト”に出来無いなぁ」みたいなジレンマに毎回悶絶するはいむら。

SAIとCSPを仕事絵へ導入して間もないですが、近日刊行の『ソード・オラトリア10』では更に絵柄へ手を入れています。合理化と理想形を巧いこと折衷できれば良いですが…果たして。

そんな訳でさっきの陰陽師を詰めてみた。:…ちなみに配信途中、運営権限で「全年齢→R-15」に強制切り替えを喰らったのは内緒だ!:pawoo.net/media/1NZjzacsX6cfr2

さっきのドSUKEBE陰陽師をサクッとFIX(※そして仕事に帰還)したい感じなので、もうちょいしたら配信再開しようかな。

配信絵の途中過程(※塗り込みがまだ残ってる): pawoo.net/media/6YfJ2PB5qcZl6t